タマゴタケ

ローマ皇帝の大好きなきのこ

  • 傘をひろげる前のタマゴタケ。
    写真 / 2016.9.10 山梨県鳴沢村 大作晃一

  • 傘をひろげたタマゴタケ。
    写真 / 2015.7.24 山梨県北杜市 大作晃一

  • 傘の周辺部に放射状の溝線がある。
    写真 / 2010.9.12 群馬県長野原町 大作晃一

  • ヒダは黄色をおびる。
    写真 / 2010.9.12 群馬県長野原町 大作晃一

  • 柄は黄色をおびだんだら模様、 膜質のつばをもつ。
    写真 / 2010.9.12 群馬県長野原町 大作晃一

  • 膜質のりっぱなつぼがある。
    写真 / 2010.9.12 群馬県長野原町 大作晃一

  • わかいタマゴタケの断面をみると、 つばがひだをおおっている。
    写真 / 2015.7.21 山梨県北杜市 大作晃一

特徴

白くてたまごのようものが割れて、 赤い傘がでてきます。
赤い傘がでてくると、 1日で傘をひろげます。
 
大きさ : 傘の直径は6~18cm
生える時期 : 夏~秋
生える場所 : ブナ科やマツ科の樹木の近く

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

注意点

ヨーロッパでは近縁のシーザーマッシュルームが食用きのことして人気があります。 ローマ皇帝のクラウディウスが大好きなきのこだったみたいです。 タマゴタケは毒きのこのベニテングタケとよくにているので注意が必要です。
食用きのこの種類がわかるようになるには、 正しい知識と十分な経験が必要です。 確実にわからないきのこは食べないでください。 中毒して死ぬこともあります。

執筆協力 : 大作晃一