八ケ岳(やつがだけ)自然(しぜん)文化(ぶんか)(えん)

フジバカマ

(あき)七草(ななくさ)のひとつで香り(かおり)利用(りよう)した

  • 淡紅(あわべに)紫色(むらさきいろ)(はな)群れ(むれ)咲い(さい)美しい(うつくしい)
    写真(しゃしん) / htanaka

  • (つつ)(じょう)(はな)集まっ(あつまっ)(あたま)(はな)(かたち)(ふじ)(しょく)(はかま)のようであるというのが()由来(ゆらい)
    写真(しゃしん) / htanaka

  • 対生(たいせい)につく()深く(ふかく)3つに裂ける(さける)のが特徴(とくちょう)
    写真(しゃしん) / htanaka

  • ピンク色(ぴんくいろ)濃い(こい)(はな)栽培(さいばい)品種(ひんしゅ)
    写真(しゃしん) / htanaka

  • (はな)には多く(おおく)昆虫(こんちゅう)が吸蜜に訪れる(おとずれる)写真(しゃしん)昆虫(こんちゅう)はヒメハラナガツチバチのオス。
    写真(しゃしん) / htanaka

  • 植える(うえる)長い(ながい)地下茎(ちかけい)伸ばし(のばし)繁殖(はんしょく)し、 生育(せいいく)適地(てきち)では大きな(おおきな)群落(ぐんらく)になる。
    写真(しゃしん) / htanaka

特徴(とくちょう)

(あき)七草(ななくさ)のひとつとして奈良(なら)時代(じだい)から日本人(にっぽんじん)親しま(したしま)れてきました。 乾燥(かんそう)するとよい香り(かおり)がするので、 きざんで(ふくろ)入れ(いれ)持ち歩い(もちあるい)たり、 お風呂(ふろ)入れ(いれ)たりして利用(りよう)されました。
  
タイプ : キク()ヒヨドリバナ(ぞく)多年草(たねんそう)
大き(おおき)さ : (たか)さ 1-2m、 ()(なが)さ 8-13cm
(はな)時期(じき) : 8-9(つき)
生育(せいいく)場所(ばしょ) : 河川(かせん)氾濫(はんらん)(はら) やや湿っ(しめっ)場所(ばしょ)
分布(ぶんぷ) : 北海道(ほっかいどう)九州(きゅうしゅう) 朝鮮(ちょうせん)中国(ちゅうごく)、 ベトナム

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、 形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。 ​

トピック

万葉集(まんようしゅう)」をはじめ多く(おおく)古い(ふるい)書物(しょもつ)登場(とうじょう)し、 (あき)七草(ななくさ)として(むかし)から親しま(したしま)れた野草(やそう)ですが、 河川(かせん)工事(こうじ)外来(がいらい)(しゅ)増え(ふえ)たなどの環境(かんきょう)変化(へんか)により、 (いま)では絶滅(ぜつめつ)危惧(きぐ)(しゅ)になっています。

よく()植物(しょくぶつ)

日本(にっぽん)各地(かくち)山野(さんや)(はやし)(えん)普通(ふつう)()られるヒヨドリバナとよく()ていますが、 ヒヨドリバナは対生(たいせい)する()裂け(さけ)ないので、 3(ふか)裂するフジバカマとは見分け(みわけ)られます。 また、 フジバカマは野生(やせい)ではほとんど()られません。

フジバカマの()られるスポット

執筆(しっぴつ)協力(きょうりょく) : 田中(たなか)ひとみ

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