21世紀の森と広場

キチジョウソウ

いいことがあると花が咲く?

  • 常緑の葉は束生し、 林下に生える。 秋に淡紅紫色の花が穂状について咲く。
    写真 / MayaN

  • 花被はやや肉質で中部まで合着し、 上半部は6裂片になって反り返る。 雄花と両性花がある。
    写真 / htanaka

  • 雄しべはよく目立ち、 両性花では中心に1本の雌しべがある。
    写真 / htanaka

  • 花が終わると赤紫色の球形の果実になる。
    写真 / MayaN

  • 先端には花柱が残り、 熟すと真っ赤になる。
    写真 / MayaN

  • 地下茎が長く伸びて広がり子株をつくって繁殖する。 生育環境がよいと群生する。
    写真 / htanaka

特徴

この花を植えていて吉事があると花が咲くという言い伝えから、 吉祥草(キチジョウソウ)と名がついたそうですが、 毎年咲きます。 めでたい草ということと、 日陰でもよく育つので、 庭園などにも植えられる植物です。
  
タイプ : キジカクシ科キチジョウソウ属の常緑多年草
大きさ : 花茎の長さ 5-13cm
花の時期 : 8-10月
生育場所 : 林内
分布 : 本州(関東地方以西)、 四国、 九州 中国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

執筆協力 : 田中ひとみ

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