オオバギボウシ

大型のギボウシ、 山菜のウルイはこれ

  • 花茎は1mになることもある。
    写真 / 2022.7.12 茨城県筑波実験植物園 htanaka

  • 苞は花茎の伸びるときから開出する。 苞とはつぼみを包むように葉が変形したものである。
    写真 / 2019.7.7 茨城県石岡市 htanaka

  • 花が咲くと、 苞は花茎と直角になって残る。
    写真 / 20227.12 茨城県筑波実験植物園 htanaka

  • 花には、 内側に濃い色のすじがない。
    写真 / 2022.7.12 茨城県筑波実験植物園 htanaka

  • 葉は大きく、 基部が心形(ハート形)になることが多い。
    写真 / 2022.11.2 茨城県筑波実験植物園 htanaka

  • 果実は蒴果で3室があり、 熟すと3つに裂ける。
    写真 / 2022.11.2 茨城県筑波実験植物園 htanaka

  • 3つに裂け、 種子を散布した果実。
    写真 / 2022.11.25 茨城県筑波実験植物園 htanaka

特徴

つぼみの形が橋の欄干につけられる擬宝珠(ギボシ)に似ていて葉が大きいのが名の由来です。 春先の柔らかい葉や茎が食用になり、 ウルイと呼ばれています。
  
タイプ : キジカクシ科(旧ユリ科)の多年草
大きさ : 高さ 50-cm、 葉の長さ30~40cm
花の時期 : 6-8月
生育場所 : 山地の草原や林縁
分布 : 北海道(南西部)~九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

よく似た植物

コバギボウシは、 葉が小型で低地の山地や湿地でも見られます。 ギボウシの仲間はホスタとも呼ばれて様々な園芸品種がつくられています。

執筆協力 : 田中ひとみ