秋に咲く薄紫色の野菊には、 ほかにユウガギク、 カントウヨメナなどがあり、 ノコンギクによく似ています。 果実の冠毛の長さが識別点になります。
ノコンギク
秋の野山でよく見る薄紫の野菊
特徴
紫色の濃いコンギク(紺菊)に対して野に咲くのでノコンギク(野紺菊)です。 古くに野生のノコンギクから紫色の濃いものを選んで観賞用に栽培し、 コンギクとしました。 ノコンギクは昔から秋の花として親しまれてきた花です。 (HT)
タイプ : キク科シオン属の多年草
大きさ : 高さ50-100cm、 葉の長さ 6-12cm、 花の径約2.5㎝
花の時期 : 8-11月
生育場所 : 山野に普通
分布 : 本州~九州の暖帯~温帯
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。
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執筆協力 : 田中ひとみ