ケホシダ

毛が多くてふわふわ~!

  • 南方の林縁に多い。
    写真 / 2023.3.25 沖縄県うるま市 S.Ikeda

  • 根茎を短くはって葉を出す。
    毛で白っぽく見える。
    写真 / 2022.6.5 沖縄県 石垣島 S.Ikeda

  • 葉先はホシダほどヤリ状にならない。
    写真 / 2023.3.25 沖縄県うるま市 S.Ikeda

  • 胞子のう群は円形。
    包膜はCの形で長毛がたくさんある。
    写真 / 2023.3.24 沖縄県恩納村 S.Ikeda

  • 若い包膜。 長毛が目立つ。
    写真 / 2023.3.25 沖縄県うるま市 S.Ikeda

  • 葉軸にも長毛が多い。
    写真 / 2023.3.24 沖縄県恩納村 S.Ikeda

  • 葉柄基部には茶色の鱗片が多い。
    写真 / 2023.3.24 沖縄県恩納村 S.Ikeda

  • 毛の多い若葉。
    写真 / 2023.3.24 沖縄県恩納村 S.Ikeda

  • 1枚の葉。
    最下羽片はあまり短くならない。
    写真 / S.Ikeda

特徴

熱帯地域に多いシダ。 毛が多くてフワフワなほか、 ホシダほど葉先がはっきりしないことが多いです。 似たイヌケホシダとはより毛が多くて下部の羽片が縮まないことなどで見分けられます。 人里近くの道路沿いにもよく見られます。
 
葉の長さ : 60cmくらい
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 明るい草地や林縁
分布 : 日本(本州(神奈川, 伊豆半島, 紀伊半島), 四国, 九州, 琉球, 小笠原), 朝鮮, 台湾, 中国, 南アジア, 東南アジア, オーストラリアなど

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

真のケホシダは少ない?

従来ケホシダとされてきたものの多くは近年ホシダとの雑種「アイノコホシダ」であることがわかってきました。 例えば、 伊豆半島に生えているものはほとんどこの雑種なのだそうです。
 
※上の写真はいずれも胞子まで確認できていないため、 検鏡次第、 写真を取り換える予定です。