エノキハトガリタマフシ(エノキトガリタマバエ)

エノキの()にとんがり帽子(ぼうし)

  • エノキの若葉(わかば)にたくさん作ら(つくら)れた(むし)こぶ。
    写真(しゃしん) / 2023.4.23 千葉(ちば)(けん)船橋(ふなばし)() MasakoT

  • (さき)がとがっており、とんがり帽子(ぼうし)のよう。
    写真(しゃしん) / 2023.4.23 千葉(ちば)(けん)船橋(ふなばし)() MasakoT

  • エゾエノキにも作ら(つくら)れる。
    写真(しゃしん) / 2022.5.22 東京(とうきょう)()八王子(はちおうじ)() MasakoT

  • (むし)こぶの(なか)空洞(くうどう)があり、幼虫(ようちゅう)が1(ひき)いる。
    写真(しゃしん) / 2023.4.27 千葉(ちば)(けん)習志野(ならしの)() MasakoT

特徴(とくちょう)

エノキトガリタマバエがエノキの()葉柄(ようへい)作っ(つくっ)(むし)こぶ。(むし)こぶは擬宝珠(ぎぼし)(ぎぼし)のような(かたち)をしています。5月(ごがつ)下旬(げじゅん)(ごろ)(むし)こぶは落下(らっか)し、幼虫(ようちゅう)落下(らっか)した(むし)こぶの(なか)(よく)(はる)まで過ごし(すごし)、3~4月(しがつ)成虫(せいちゅう)になります。
 
大き(おおき)さ:(むし)こぶは直径(ちょっけい)2~5mm、(たか)さ3~10mm 成虫(せいちゅう)体長(たいちょう)(やく)4mm
(むし)こぶが()られる時期(じき):4~5(つき)
分布(ぶんぷ)本州(ほんしゅう)四国(しこく)九州(きゅうしゅう)

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。​

(むし)こぶとは

昆虫(こんちゅう)、ダニ、菌類(きんるい)などの寄生(きせい)によって、植物(しょくぶつ)一部(いちぶ)異常(いじょう)細胞(さいぼう)分裂(ぶんれつ)をおこし、こぶになったり、いろいろな(かたち)変化(へんか)したものです。(むし)えい(ちゅうえい)、ゴールとも言わ(いわ)れます。(むし)こぶは、(むし)にとって、住まい(すまい)でもあり食事(しょくじ)場所(ばしょ)でもあり、「お菓子(おかし)(いえ)」のようなものです。
(むし)こぶの名前(なまえ)は、「植物(しょくぶつ)名前(なまえ)+つくられる場所(ばしょ)(むし)こぶの(かたち)+フシ((ちゅう)こぶのこと)」という(かたち)でつけられます。

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