のびのびと枝がのびて丸い樹形になります。

エノキ
大きくなって木陰をつくってくれる木

エノキの特徴
とても太く大きくなる木です。昔は街道の一里塚や橋のたもとによく植えられました。横に長い枝を伸ばすので、街道を旅する人が木陰で休んだそうです。秋の黄葉(こうよう)がきれいです。
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以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
葉の表面はツルツルで、縁(ふち)には3分の1ぐらいだけギザギザがあります。
3本の太い葉脈が目立ちます。
花
4月花が木全体に咲くので、全体がうす黄色に見えます。両性花と雄花が咲きます。
実
完全に熟すと、小さいけれど甘くて干しブドウのような味がします。鳥の大好物です。
幹
象の皮のような樹皮です。割れ目が少ないです。
冬芽
丸くて小さな冬芽です。葉痕(葉の落ちた跡)は三角形です。
人との関わり
昔、村落の出入口付近には道祖神や祠が祭られ、そこにエノキが植えられました。 それは古来よりエノキが邪霊を避ける樹と信じられていたこと、大きく枝を広げ、木陰が沢山できること、食用としての実がなること等によるものであったと思われます。( 千葉県の巨樹・古木紹介シリーズ15 「泉自然公園のエノキ」より)
関わりが深い生き物
エノキは虫たちに人気の木。日本の国蝶、オオムラサキの幼虫はエノキの葉を食べて育ちます。赤い小さな実は、鳥たちの大好物です。