ツヤナシイノデ

葉にツヤがないのです

  • 低山の林内に生える。
    写真 / 2025.7 香川県 S.Ikeda

  • 根茎を直立させて、 放射状に大きな葉を広げる。
    写真 / 2023.7 東京都 S.Ikeda

  • 葉先。
    やや急に細くなる。
    写真 / 2025.7 香川県 S.Ikeda

  • 羽片。
    切れ込み方は他のイノデ類とほぼ同じ。
    表面は明るい黄緑色で、 ツヤがない。
    その感じはイワシロイノデサカゲイノデに似る。
    写真 / 2025.7 香川県 S.Ikeda

  • 最下羽片。
    ふつう縮まず、 下向き。
    写真 / 2025.7 香川県 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群をつける。
    写真 / 2025.7 香川県 S.Ikeda

  • 胞子のう群は円形で、 フチと脈の中間につく。
    若い時につく包膜も円形。
    写真 / 2025.7 香川県 S.Ikeda

  • 葉柄基部。
    明るい茶色の幅広い鱗片が多い。
    写真 / 2025.7 香川県 S.Ikeda

  • 葉柄上部。
    幅広い大きな鱗片がつく。
    写真 / 2025.7 香川県 S.Ikeda

  • 葉軸下部。
    鱗片は丸くて先が少し尖る形をしていて、 横に広がる。
    イワシロイノデの鱗片はより細くて白っぽい。 サカゲイノデの鱗片は下向きに圧着する。
    写真 / 2025.7 香川県 S.Ikeda

  • 葉軸上部。
    鱗片は丸くて先が少し尖る形をしていて、 横に広がる。 下部のものよりは小さめ。
    写真 / 2025.7 香川県 S.Ikeda

特徴

主に太平洋側の林内で見られるイノデ類のシダ。 葉はツヤがない明るい黄緑色で、 葉柄や葉軸に茶色の丸くて先が尖った鱗片をたくさんつけます。 サカゲイノデに似ていますが、 葉軸の鱗片は圧着せずに広がります。
 
葉の長さ : 60~120m
観察の時期 : ふつう春~秋(夏緑性)
生える場所 : 低山の林内
分布 : 本州、 四国、 九州、 朝鮮、 中国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。

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