ムラサキカタバミ

うす紅紫色の上品な花。

  • 見た目は上品だが、 木子を利用してあっという間に広がる。
    写真 / 2020.05.30 千葉県松戸市 I.Watanabe

  • 花の中心部に緑色の筋。 葯は白色。 イモカタバミは黄色。
    写真 / 2016.05.13 関東地区 渡辺坦 デジタル植物写真集

  • こちらは、 イモカタバミ。 中心部は濃紅色。 葯は黄色。
    写真 / 2016.07.12 関東地区 渡辺坦 デジタル植物写真集

  • 1本の花茎から少数の花。 イモカタバミは多数咲かせる。
    写真 / 2015.12.05 関東地区 渡辺坦 デジタル植物写真集

  • 葉の裏面 伏し毛が密生 先端くぼむ。 腺点無し。
    写真 / 2017.05.31 関東地区 渡辺坦 デジタル植物写真集

特徴

南アメリカ原産。 根元の鱗茎で増えます。
タイプ : 多年草
大きさ : 高さは15~30cm
花の時期 : 春から夏
生える場所 : 道端
分布 : 帰化植物

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

同じカタバミでも成長戦略は大きく異なる。

ムラサキカタバミは鱗茎(木子)をたくさんつけて、 木子をばらまくことで一気に増えます。 一方、 イモカタバミ 塊茎=茎が大きくなったもの。 塊茎をゆっくりと成長させ、 ゆっくりと増えます。

  • ムラサキカタバミの鱗茎(木子)太い根の上部に多数の木子をつける。
    写真 / 2017.5.7 兵庫県伊丹市 B. Takatsuka

  • イモカタバミの塊茎=茎が大きくなったものである。

執筆協力 : 渡邉勲