カニクサ

長い(ながい)つる(じょう)のシダ

  • 低地(ていち)道ばた(みちばた)多い(おおい)
    これは()一部分(いちぶぶん)
    写真(しゃしん) / 2023.8.16 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 根茎(こんけい)からとても長い(ながい)1(まい)()出す(だす)
    ()(さき)近づく(ちかづく)ほど()細かく(こまかく)切れ込む(きれこむ)
    写真(しゃしん) / S.Ikeda

  • 岩場(いわば)長い(ながい)()伸ばし(のばし)ている。
    写真(しゃしん) / 2023.8.15 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 低木(ていぼく)覆っ(おおっ)てしまうことがよくある。
    雑草(ざっそう)として嫌わ(きらわ)れることも多い(おおい)
    写真(しゃしん) / 2023.8.15 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • ()(さき)になるにつれて深く(ふかく)切れ込む(きれこむ)
    写真(しゃしん) / 2023.8.15 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • ()(さき)近く(ちかく)では細かく(こまかく)切れ込む(きれこむ)
    ここに胞子(ほうし)のう(ぐん)をつける。
    写真(しゃしん) / 2023.8.15 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 胞子(ほうし)のう(ぐん)をつけた部分(ぶぶん)(うら)
    胞子(ほうし)のう(ぐん)()のフチが曲がっ(まがっ)(にせ)(つつみ)(まく)(ぎほうまく)に覆わ(おおわ)れる。
    写真(しゃしん) / 2023.8.12 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 胞子(ほうし)のう(ぐん)をつけていない部分(ぶぶん)(うら)
    葉脈(ようみゃく)二又(ふたまた)をくり返す(かえす)
    写真(しゃしん) / 2023.8.16 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • ()(じく)沿っ(そっ)二又(ふたまた)()分ける(わける)
    写真(しゃしん) / 2023.8.16 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 二又(ふたまた)部分(ぶぶん)拡大(かくだい)
    中心(ちゅうしん)休止(きゅうし)()がある。
    ここからも()伸ばす(のばす)
    写真(しゃしん) / 2023.8.15 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • ()(じく)
    (あか)から(ちゃ)色っぽく(いろっぽく)(かく)ばっている。
    写真(しゃしん) / 2023.8.15 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • (はる)()てきた新芽(しんめ)
    写真(しゃしん) / 2023.5.14 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

特徴(とくちょう)

市街地(しがいち)など身近(みぢか)場所(ばしょ)でもよく()られるつる(せい)のシダ。 低木(ていぼく)やフェンスなどにからみついて生え(はえ)ます。 別名(べつめい)をツルシノブといいます。
 
大き(おおき)さ : (なが)さ3mになる
観察(かんさつ)時期(じき) : (はる)~(あき)((なつ)(みどり)(せい)), 暖地(だんち)では(ふゆ)枯らさ(からさ)ない
生える(はえる)場所(ばしょ) : 道ばた(みちばた)(はやし)(えん)石垣(いしがき)など
分布(ぶんぷ) : 日本(にっぽん)(本州(ほんしゅう)(新潟(にいがた)-福島(ふくしま)以南(いなん)), 四国(しこく), 九州(きゅうしゅう), 屋久島(やくしま)), 朝鮮(ちょうせん), 台湾(たいわん), 中国(ちゅうごく), (みなみ)アジア, 東南アジア(とうなんあじあ)など

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、 形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。 ​

ナガバカニクサ

カニクサの変種(へんしゅ)(へんしゅ : ()(たね)ほどではないけど同種(どうしゅ)とするには違い(ちがい)があるもの)で、 琉球(りゅうきゅう)台湾(たいわん)()られます。 ()はより厚め(あつめ)細長く(ほそながく)なります。

  • ()はより細長い(ほそながい)
    写真(しゃしん) / 2022.6.5 沖縄(おきなわ)(けん)石垣(いしがき)(とう) S.Ikeda

カニクサでカニ釣り(づり)はできるのか?

カニクサという変わっ(かわっ)名前(なまえ)は、 (むかし)子ども(こども)たちが遊び(あそび)でカニ釣り(づり)使っ(つかっ)ていたことに由来(ゆらい)します。 ただ、 どのように釣っ(つっ)ていたのかは不明(ふめい)です。
 
では本当に(ほんとうに)釣れる(つれる)のか?
試し(ためし)にカニ…ではなくザリガニ釣っ(つっ)てみました。

  • ()(さき)にエサの干し(ほし)イカをクリップで固定(こてい)。 いざ釣り(つり)へ!
    写真(しゃしん) / 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 沼地(ぬまち)落とす(おとす)
    写真(しゃしん) / 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 10(ふん)()。 ザリガニが寄っ(よっ)てきたぞ。
    写真(しゃしん) / 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • 釣れ(つれ)た!
    写真(しゃしん) / 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda

  • ()丈夫(じょうぶ)で、 多少(たしょう)引っ張り(ひっぱり)では切れ(きれ)ない。 この丈夫(じょうぶ)さから(かご)(かご)の材料(ざいりょう)とされていたこともあるのだとか。
    写真(しゃしん) / 千葉(ちば)(けん)松戸(まつど)() S.Ikeda