日本のナガオノキシノブは、 これまで中国で命名された種と同種とされてきました。 しかし、 分類の再検討の結果、 日本産種はこれとは異なる未記載の種であることが明らかとなったのです。
2022年に新たな学名を与えらえて新種記載され、 これにより、 ナガオノキシノブは日本固有種となりました。
ナガオノキシノブ
涼しい山地の細長いノキシノブ
特徴
本州中部の涼しい山地に生えるノキシノブの仲間のシダ。 葉はノキシノブより細長く伸び、 根茎が長めに地面をはいます。
葉の長さ : 15~25cm
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 山地の岩場
分布 : 日本(北海道?, 本州(宮城以南), 宮崎?)
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。