ナガオノキシノブ

涼しい(すずしい)山地(さんち)細長い(ほそながい)ノキシノブ

  • 深山(ふかやま)(いわ)生える(はえる)
    ()(さき)細く(ほそく)伸びる(のびる)
    写真(しゃしん) / 2023.8.18 長野(ながの)(けん)茅野(ちの)() S.Ikeda

  • 根茎(こんけい)長め(ながめ)にはって群生(ぐんせい)する。
    写真(しゃしん) / 2023.8.18 長野(ながの)(けん)茅野(ちの)() S.Ikeda

  • 表面(ひょうめん)濃い(こい)緑色(りょくしょく)
    写真(しゃしん) / 2023.8.18 長野(ながの)(けん)茅野(ちの)() S.Ikeda

  • ()(うら)
    2(れつ)胞子(ほうし)のう(ぐん)をつける。
    写真(しゃしん) / 2023.8.18 長野(ながの)(けん)茅野(ちの)() S.Ikeda

  • ノキシノブより長め(ながめ)傾向(けいこう)がある。
    若い(わかい)胞子(ほうし)のう(ぐん)円形(えんけい)鱗片(りんぺん)多く(おおく)つく。
    写真(しゃしん) / 2023.8.18 長野(ながの)(けん)茅野(ちの)() S.Ikeda

  • 熟す(じゅくす)弾け(ひけ)大きく(おおきく)見える(みえる)
    写真(しゃしん) / 2023.8.18 長野(ながの)(けん)茅野(ちの)() S.Ikeda

  • 葉柄(ようへい)ははっきりしている。
    クロノキシノブのように黒く(くろく)はない。
    写真(しゃしん) / 2023.8.18 長野(ながの)(けん)茅野(ちの)() S.Ikeda

  • 根茎(こんけい)は径2mmほどで、 長く(ながく)はう。
    黒色(こくしょく)鱗片(りんぺん)(みつ)につく。
    写真(しゃしん) / 2023.8.18 長野(ながの)(けん)茅野(ちの)() S.Ikeda

  • 根茎(こんけい)鱗片(りんぺん)
    基部(きぶ)幅広く(はばひろく)中央(ちゅうおう)黒い(くろい)部分(ぶぶん)(さき)近く(ちかく)まで伸びる(のびる)
    写真(しゃしん) / S.Ikeda

  • ()(うら)(みゃく)周辺(しゅうへん)鱗片(りんぺん)
    幅広く(はばひろく)てフチに不規則(ふきそく)突起(とっき)がある。
    写真(しゃしん) / S.Ikeda

  • 胞子(ほうし)のう(ぐん)覆う(おおう)円形(えんけい)鱗片(りんぺん)
    フチは波状(はじょう)
    写真(しゃしん) / S.Ikeda

特徴(とくちょう)

本州(ほんしゅう)中部(ちゅうぶ)涼しい(すずしい)山地(さんち)生える(はえる)ノキシノブ仲間(なかま)のシダ。 ()はノキシノブより細長く(ほそながく)伸び(のび)根茎(こんけい)長め(ながめ)地面(じめん)をはいます。
 
()(なが)さ : 15~25cm
観察(かんさつ)時期(じき) : 一年中(いちねんじゅう)(常緑(じょうりょく)(せい))
生える(はえる)場所(ばしょ) : 山地(さんち)岩場(いわば)
分布(ぶんぷ) : 日本(にっぽん)(北海道(ほっかいどう)?, 本州(ほんしゅう)(宮城(みやぎ)以南(いなん)), 宮崎(みやざき)?)

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、 形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。 ​

日本(にっぽん)固有(こゆう)(しゅ)になった!

日本(にっぽん)のナガオノキシノブは、 これまで中国(ちゅうごく)命名(めいめい)された(たね)同種(どうしゅ)とされてきました。 しかし、 分類(ぶんるい)(さい)検討(けんとう)結果(けっか)日本(にっぽん)(さん)(しゅ)はこれとは異なる(ことなる)()記載(きさい)(たね)であることが明らか(あきらか)となったのです。
 
2022(ねん)新た(あらた)学名(がくめい)与え(あたえ)らえて新種(しんしゅ)記載(きさい)され、 これにより、 ナガオノキシノブは日本(にっぽん)固有(こゆう)(しゅ)となりました。