ヌリワラビ

ウルシぬりぬりヌリワラビ

  • 山地の沢沿いに多い。
    写真 / 2021.5.26 東京都八王子市 S.Ikeda

  • 少し小さめの葉。
    写真 / 2021.5.26 東京都八王子市 S.Ikeda

  • 子どもの葉。
    少しナンタイシダっぽさを感じる。
    写真 / 2023.10.6 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 根茎を短めにはって葉を出す。
    時に群生する。
    写真 / 2023.10.6 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 最下羽片。
    切れ込みが深く、 すき間が広め。
    写真 / 2023.10.6 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 小羽片。
    それぞれの先は丸みがある。
    一番上は尖る。
    写真 / 2023.9.2 東京都八王子市 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群を多くつける。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 胞子のう群は三日月形。
    中央の脈に接するようにつける。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 熟しているときはさらに顕著。
    このつけ方で本種とすぐわかる。
    写真 / 2023.10.6 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 葉柄は細め。
    赤紫色で光沢がある。
    写真 / 2023.10.6 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 葉柄。
    茶色の細い鱗片がつく。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 葉軸。
    鱗片はとても少ない。
    写真 / 2023.7.11 東京都奥多摩町 S.Ikeda

  • 新芽。
    ひょろひょろ。
    写真 / 2023.10.6 神奈川県相模原市 S.Ikeda

特徴

ウルシの樹液を塗ったような赤紫色の葉柄がビューティフォーなシダ。 三角形の葉はすき間が広く、 葉裏の胞子のう群は三日月形で脈に接するようにつけます。 日本のヌリワラビ科は本種だけです。
 
大きさ : 長さ60cmくらい
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 山地の湿った林内
分布 : 日本(本州, 四国, 九州), 朝鮮

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

似た仲間との見分け方

同じような場所に生えるキヨタキシダが少し似ています。
 
キヨタキシダは①葉の切れ込みが浅めですき間はあまり広くなく、 ②胞子のう群はヌリワラビほどくっつかず、 ③葉柄は緑色っぽくて太く、 濃い茶色の鱗片がたくさんつきます。

見られる散歩道