21世紀の森と広場

チヂミザサ

ひっつき虫、 気が付いたら友達

  • 葉 表面 先が細長くなる。 縮んでたくさんのシワがよる。
    写真 / I.Watanabe

  • 蕾、 すでに薄く毛が伸びだしている。
    写真 / I.Watanabe

  • 赤の→が雌しべ。 青の→が雄しべ。
    写真 / I.Watanabe

  • 雌しべの羽毛状の形が目を引く。
    写真 / I.Watanabe

  • ノギが紫色、 粘液が朝日をあびて光っている。
    写真 / I.Watanabe

  • 小穂は、 茎に1個づつつくが、 茎が枝分かれして、 分岐した枝に小穂が複数個つくこともある。
    写真 / I.Watanabe

  • 葉鞘、 茎ともに毛深い。 毛が少ないものは、 コチヂミザサとして区別される。
    写真 / I.Watanabe

  • タネ。 薄緑色。
    写真 / I.Watanabe

  • 葉鞘 毛深い
    写真 / I.Watanabe

  • 茎は枝分かれしながら地表を這い、 節ごとに根をだし(赤の→)、 地面に茎を固定させる。 各茎に多数の葉をつける
    写真 / I.Watanabe

特徴

葉の縁がちぢれていることから、 縮み笹(チヂミザサ)と名前がつきました。 果穂(実のついた穂)は朝露に濡れると紫色に光ってきれいです。 光っているのは粘液です。 この粘液と長いノギ(実の先の毛のようなもの)、 ふさふさの毛で、 通りすがりの動物や、 人間のズボンなどに大量の種をくっつけます。
全体に毛の多いものをときにケチヂミザサとも呼ばれます。

 

タイプ : 多年草
大きさ : 高さは10~30cm 
花の時期 : 8月~10月
生える場所 : 林内、 林縁、 道端
分布 : 全土

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

執筆協力 : 渡邉勲

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