津久井湖城山公園

アキノノゲシ

レタスの仲間 ウサギさんの友

  • 草丈が大きいわりには、 花数が少なく、 色合いも薄めなので、 目立たない。
    写真 / I.Watanabe

  • 近づいてみると、 端正で素敵。 花は、 すべて舌状の形の花。 筒状のとんがった花は付けません。
    写真 / I.Watanabe

  • 蕾は鳥のくちばしのようにとがる。 かすかに腺毛が見える。 腺毛の先から液体を分泌し始めている。
    写真 / I.Watanabe

  • 蕾の基部にアブラムシがたかっている。 腺毛から甘い液体が出ている証拠。
    写真 / I.Watanabe

  • 1個の花で、 12~3個の種が結実する。 熟して綿毛におおわれている。 種を半分取り除いてみた。
    写真 / I.Watanabe

  • 種は風に乗ると、 ふわふわと飛んでいく。
    写真 / I.Watanabe

  • 上部の葉は切れ込みが少ない。
    写真 / I.Watanabe

  • 根元に近い葉は深く切れ込む
    写真 / I.Watanabe

  • 基部の新しい葉は、 トゲだらけ。
    写真 / I.Watanabe

  • 根元の茎は、 がっちりとしている。
    写真 / I.Watanabe

特徴

クリーム色の花をさかせます。 花は地味ですが、 若い果実は鳥のくちばしみたいで目立ちます。 熟すと中から綿毛のついた種が出てきます。
東南アジア原産で、 稲作と共に3千年くらい前に、 日本へ渡って来たそうです。 ウサギさんだけでなく、 人間にとっても健康に優しい食材になります。

  

タイプ : 1~越年草
大きさ : 高さは50~200cm 
花の時期 : 8月~12月
生える場所 : 草地
分布 : 全土

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

おいしくて体にもよい

アキノノゲシの新葉を 塩茹でし 水にさらして、 和え物、 おひたし、 油いため、 サラダ等で 食べることができます。 6月を過ぎると 苦味が強くなり ますので、 天ぷらでいただきましょう。 青汁に 用いる人もいるようです。 干して 健康茶とする人もいます。
 
 

体験・遊び

1.花が咲いている上部の葉と、 茎の一番下の葉のどちらが柔らかいか、 痛いか、 確認してみよう。
2.蕾の基部、 ネバネバしているか、 を触ってみよう。

執筆協力 : 渡邉勲

津久井湖城山公園 基本情報