ヒメスギラン

(いわ)からにょきにょき

  • 山地(さんち)岩場(いわば)生える(はえる)
    写真(しゃしん) / 2021.10.2 長野(ながの)(けん)上松(うえまつ)(まち) S.Ikeda

  • 大きな(おおきな)(かぶ)高く(たかく)育つ(そだつ)
    写真(しゃしん) / 2021.10.2 長野(ながの)(けん)上松(うえまつ)(まち) S.Ikeda

  • (くき)根元(ねもと)近く(ちかく)(ぶん)(えだ)する。
    時には(ときには)(うえ)(ほう)でも枝分かれ(えだわかれ)する。
    写真(しゃしん) / 2023.8.18 長野(ながの)(けん)茅野(ちの)() S.Ikeda

  • (くき)(さき)近く(ちかく)(くき)()()注目(ちゅうもく)
    ふくらんだ胞子(ほうし)のうをつける。
    写真(しゃしん) / 2021.10.2 長野(ながの)(けん)上松(うえまつ)(まち) S.Ikeda

  • (くき)一番(いちばん)(じょう)には無性(むせい)()多く(おおく)つける。
    ふつうはこれで増殖(ぞうしょく)する。
    写真(しゃしん) / 2023.9.25 群馬(ぐんま)(けん)みなかみ(まち) S.Ikeda

  • ()細く(ほそく)て、 基部(きぶ)一番(いちばん)幅広い(はばひろい)
    フチにギザギザ(鋸歯(きょし))はない。
    写真(しゃしん) / 2023.8.18 長野(ながの)(けん)茅野(ちの)() S.Ikeda

特徴(とくちょう)

深山(ふかやま)(いわ)によく生え(はえ)ているかわいらしいシダ植物(しょくぶつ)。 より身近(みぢか)トウゲシバ()ていますが、 (くき)()もより細く(ほそく)て、 ()のフチにはギザギザ(鋸歯(きょし))がありません。
 
大き(おおき)さ : (たか)さ15cmほど
観察(かんさつ)時期(じき) : 一年中(いちねんじゅう)(常緑(じょうりょく)(せい))
生える(はえる)場所(ばしょ) : 山地(さんち)岩上(いわかみ)など
分布(ぶんぷ) : 日本(にっぽん)(北海道(ほっかいどう), 本州(ほんしゅう), 四国(しこく), 九州(きゅうしゅう), 屋久島(やくしま)), 朝鮮(ちょうせん), 中国(ちゅうごく), 極東(きょくとう)ロシア, 北米(ほくべい)

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、 形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。 ​

()仲間(なかま)との見分け(みわけ)(かた)

同じ(おなじ)(ぞく)含ま(ふくま)れるトウゲシバやコスギランが()ています。 3(しゅ)無性(むせい)()をつけることが共通(きょうつう)していて、 以下(いか)がそれぞれのわかりやすい特徴(とくちょう)です。
 
トウゲシバ()中央(ちゅうおう)()最も(もっとも)幅広い(はばひろい)です。 ()のフチには鋸歯(きょし)があります。 山地(さんち)でごく普通(ふつう)()られます。
 
コスギラン()(しも)半分(はんぶん)(はば)同じ(おなじ)くらいです。 (おも)高山(こうざん)生え(はえ)、 ヒメスギランよりも(かず)少ない(すくない)です。