同じ属に含まれるトウゲシバやコスギランが似ています。 3種は無性芽をつけることが共通していて、 以下がそれぞれのわかりやすい特徴です。
●トウゲシバ…葉は中央部で最も幅広いです。 葉のフチには鋸歯があります。 山地でごく普通に見られます。
●コスギラン…葉は下半分の幅が同じくらいです。 主に高山に生え、 ヒメスギランよりも数は少ないです。
ヒメスギラン
岩からにょきにょき
特徴
深山の岩によく生えているかわいらしいシダ植物。 より身近なトウゲシバに似ていますが、 茎も葉もより細くて、 葉のフチにはギザギザ(鋸歯)がありません。
大きさ : 高さ15cmほど
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 山地の岩上など
分布 : 日本(北海道, 本州, 四国, 九州, 屋久島), 朝鮮, 中国, 極東ロシア, 北米
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。