ウラボシノコギリシダ

葉裏の満点星を眺めよう!

  • 低山の林内に生える。
    写真 / 2023.9.22 高知市土佐山地区 S.Ikeda

  • 根茎を長くはって葉を出す。
    写真 / 2024.3.15 岡山県高梁市 S.Ikeda

  • 胞子のうをつけない栄養葉。
    地面に伏せるように出る。
    写真 / 2024.3.15 岡山県高梁市

  • 栄養葉の上部。
    羽片は柄がなくて葉軸に幅広くつく。
    写真 / 2024.3.15 岡山県高梁市

  • 栄養葉の下部。
    羽片は少し切れ込みがある。
    下部の羽片は独立する。
    写真 / 2024.3.15 岡山県高梁市

  • 胞子のうをつける胞子葉。
    立ち上げるように出る。
    写真 / 2024.3.15 岡山県高梁市 S.Ikeda

  • 胞子葉の裏面。 まさに裏星。
    円形の胞子のう群がいっぱい。
    写真 / 2023.9.22 高知市土佐山地区 S.Ikeda

  • 胞子のう群の拡大。
    若い時はC形の包膜がつく。
    写真 / 2023.9.22 高知市土佐山地区 S.Ikeda

  • 葉柄。
    茶色っぽい鱗片がまばらにつく。
    写真 / 2024.3.15 岡山県高梁市 S.Ikeda

  • 葉軸。
    鱗片はほとんどない。
    写真 / 2024.3.15 岡山県高梁市 S.Ikeda

特徴

暖かい地域に生える長めの三角形のシダ。 その名のとおり、 葉裏に星が散りばめられたように胞子のう群がたくさんつきます。
 
葉の長さ : 20~40cm
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 林内の斜面など
分布 : 日本(本州(千葉-新潟以西), 四国, 九州, 屋久島), 朝鮮, 台湾, 中国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

ウラボシノコギリシダの仲間

メシダ科ウラボシノコギリシダ属のことで、 日本に2種しかいません。 メシダ属に含める考えもあります。
 
ウラボシノコギリシダともう1つは、 最も普通に見られるシダの1つイヌワラビで、 両者で雑種(ホクリクイヌワラビ)も作ります。