スジヒトツバ

(すじ)1つ?もっとありますよ!

  • 斜面(しゃめん)根茎(こんけい)短く(みじかく)はって群生(ぐんせい)する。
    写真(しゃしん) / 2023.5.2 鹿児島(かごしま)(けん)(みなみ)九州(きゅうしゅう)() S.Ikeda

  • 胞子(ほうし)のうをつけない栄養(えいよう)()
    硬く(かたく)薄い(うすい)(かわ)っぽい。
    葉脈(ようみゃく)(みぞ)(すじ)みたいで目立つ(めだつ)
    写真(しゃしん) / 2021.9.18 鹿児島(かごしま)(けん)奄美(あまみ)大島(おおしま) S.Ikeda

  • 栄養(えいよう)()(うら)
    (いろ)薄め(うすめ)
    写真(しゃしん) / 2023.10.20 鹿児島(かごしま)(けん)屋久島(やくしま) S.Ikeda

  • 胞子(ほうし)のうをつける胞子(ほうし)()
    細い(ほそい)ので見つけ(みつけ)にくい。
    写真(しゃしん) / 2023.10.20 鹿児島(かごしま)(けん)屋久島(やくしま) S.Ikeda

  • 胞子(ほうし)()(ひょう)
    真ん中(まんなか)(みゃく)が1(ほん)だけある。
    …つまりこっちは本当に(ほんとうに)(すじ)1つの()
    写真(しゃしん) / S.Ikeda

  • 胞子(ほうし)()(うら)
    胞子(ほうし)のうを(いち)(めん)びっしりつける。
    写真(しゃしん) / 2023.10.20 鹿児島(かごしま)(けん)屋久島(やくしま) S.Ikeda

  • 拡大(かくだい)
    (つぶ)1つ1つが胞子(ほうし)のう。
    写真(しゃしん) / 2023.10.20 鹿児島(かごしま)(けん)屋久島(やくしま) S.Ikeda

  • 葉柄(ようへい)基部(きぶ)
    うす茶(うすちゃ)(しょく)()多く(おおく)つける。
    写真(しゃしん) / 2023.10.20 鹿児島(かごしま)(けん)屋久島(やくしま) S.Ikeda

  • 葉柄(ようへい)
    黒っぽい(くろっぽい)赤色(あかいろ)光沢(こうたく)がある。
    写真(しゃしん) / 2023.10.20 鹿児島(かごしま)(けん)屋久島(やくしま) S.Ikeda

  • ()届か(とどか)ない(がけ)にもよく()られる。
    リュウビンタイやヒリュウシダ混生(こんせい)
    写真(しゃしん) / 2021.9.18 鹿児島(かごしま)(けん)奄美(あまみ)大島(おおしま) S.Ikeda

特徴(とくちょう)

暖かい(あたたかい)地域(ちいき)薄暗い(うすぐらい)斜面(しゃめん)群生(ぐんせい)するシダ。 ()にタテに入る(はいる)(すう)(ほん)葉脈(ようみゃく)(すじ)目立ち(めだち)ます。 名前(なまえ)(すじ)のあるヒトツバ()たシダという意味(いみ)ですが、 ヒトツバとは分類(ぶんるい)(てき)大きく(おおきく)離れ(はなれ)ています。
 
()(なが)さ : 15cmほど
観察(かんさつ)時期(じき) : 一年中(いちねんじゅう)(常緑(じょうりょく)(せい))
生える(はえる)場所(ばしょ) : 山地(さんち)林内(りんない)斜面(しゃめん)
分布(ぶんぷ) : 日本(にっぽん)(本州(ほんしゅう)(静岡(しずおか)以西(いせい)伊豆諸島(いずしょとう)), 四国(しこく), 九州(きゅうしゅう), 琉球(りゅうきゅう)), 台湾(たいわん), 中国(ちゅうごく)

正確(せいかく)(しゅ)判定(はんてい)は、 形態(けいたい)細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。 ​

栽培(さいばい)難しい(むずかしい)シダ

スジヒトツバは日本(にっぽん)生え(はえ)ているシダの(なか)では栽培(さいばい)移植(いしょく)がとても難しい(むずかしい)シダであることで知ら(しら)れています。 これは(きん)(えん)(しゅ)のヤブレガサウラボシも同じ(おなじ)です。
 
地域(ちいき)によっては絶滅(ぜつめつ)危惧(きぐ)(しゅ)指定(してい)されているので、 栽培(さいばい)目的(もくてき)採っ(とっ)たり購入(こうにゅう)したりせず、 自然(しぜん)(なか)生きる(いきる)姿(すがた)観察(かんさつ)するのが一番(いちばん)いいですね。