スジヒトツバは日本に生えているシダの中では栽培や移植がとても難しいシダであることで知られています。 これは近縁種のヤブレガサウラボシも同じです。
地域によっては絶滅危惧種に指定されているので、 栽培目的で採ったり購入したりせず、 自然の中で生きる姿を観察するのが一番いいですね。
スジヒトツバ
筋1つ?もっとありますよ!
特徴
暖かい地域の薄暗い斜面に群生するシダ。 葉にタテに入る数本の葉脈の筋が目立ちます。 名前は筋のあるヒトツバに似たシダという意味ですが、 ヒトツバとは分類的に大きく離れています。
葉の長さ : 15cmほど
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 山地林内の斜面
分布 : 日本(本州(静岡以西と伊豆諸島), 四国, 九州, 琉球), 台湾, 中国
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。