ツルマメ

この豆、 どこかで見たことあるような…?

  • 明るい草地に生える。
    写真 / 2023.9.3 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 草地をツルではびこる。
    一面を覆うことも。
    写真 / 2021.9.12 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 秋に小さな花をたくさんつける。
    写真 / 2021.9.12 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 花は赤紫色で中央が濃い。
    チョウのような形なので蝶形花(ちょうけいか)という。
    写真 / 2023.9.3 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 花後に豆をつける。
    黄色っぽい毛が多く、 若い豆は緑色。
    どこかで見たことあるような?
    写真 / 2022.9.23 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 若い豆の中身。
    種子はまだ大きくない。
    写真 / 2022.9.23 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 熟すと茶色っぽくなる。
    ねじれて種子を飛ばす。
    写真 / 2023.11.11 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 種子は黒っぽい。
    3個ほど実らせる。
    写真 / 2023.11.11 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 葉は互生し、 小葉は3枚。
    同じような場所に多いヤブマメやヤブツルアズキよりも細長め。
    写真 / 2023.9.3 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 葉先に突起がある。
    葉裏の脈上には毛が多い。
    写真 / 2023.9.3 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 小葉基部。
    小さな2枚の小托葉がある。
    写真 / 2023.9.3 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 茎にも毛が多い。
    写真 / 2023.9.3 千葉県松戸市 S.Ikeda

特徴

里山のような緑豊かな場所でよく見られるつる性の草。 秋ごろに赤紫色の小さな花を咲かせ、 その後に黄色っぽい毛で覆われた豆をつけます。
 
タイプ : 一年草
大きさ : 花は5~8mm, 小葉は3~8cm
花の時期 : 8~9月
生える場所 : 日当たりの良い草地
分布 : 日本全土

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

その正体

ツルマメの若い豆はまるで小さな枝豆のよう…ということで、 その正体は枝豆や大豆の原種といわれています。
 
近年の研究から縄文時代には日本でも既に野生のツルマメから栽培種が生み出され、 育てられていたことがわかってきました。 あまり馴染みのない草かもしれませんが、 人ととっても関わりが深い草でもあるわけです。

  • ツルマメの豆は長さ2~3cmと小さい。
    育てて食べるには小さすぎるかも。
    写真 / S.Ikeda