タネツケバナ

春の田んぼを白く染める!

  • 水辺に生える。
    写真 / 2024.3.30 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 田植え前の田んぼに多い。
    たくさんの茎を伸ばす。
    写真 / 2024.2.25 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 立ち上げた茎に花をつける。
    花は白く、 果実は細い。
    写真 / 2024.2.25 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 茎先に花を数個つける。
    花弁は4枚で白色。
    雄しべはふつう6個。
    中央に雌しべは1個。
    写真 / 2024.3.30 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 果実。
    細長く、 紫色に熟す。
    写真 / 2024.2.25 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 茎に羽状の葉を互生させる。
    写真 / 2024.2.28 千葉県我孫子市 S.Ikeda

  • 1枚の葉。
    小葉は丸みがあってやや細い。
    頂小葉はあまり大きくない。
    写真 / 2024.2.28 千葉県我孫子市 S.Ikeda

  • 花が咲く頃には根生葉が枯れる。
    市街地に多いミチタネツケバナは多く残る。
    写真 / 2024.2.28 千葉県我孫子市 S.Ikeda

  • 茎。
    短い毛が多く、 やや紫っぽさがある。
    写真 / 2024.2.25 千葉県松戸市 S.Ikeda

特徴

春の里山の田んぼで普通に見られるアブラナ科。 花弁が4枚の白く小さな花、 細長い果実、 丸みがあるように切れ込んだ羽状の葉などが特徴です。 茎葉は天ぷらやお浸しとして食べることもできます。
 
タイプ : アブラナ科の越年草
花の時期 : 一年中(2~5月が多い)
生える場所 : 湿地の土上
分布 : 日本全土

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

名前の由来

稲の種もみを水につける時期に花が咲くことから、 種漬花と名づけられました。
 
近年は農薬の影響もあって数こそ少なくなりましたが、 今でも場所によっては田植え前の田んぼで一面に白い花を咲かせている姿を見ることができます。