シビイタチシダは一時期、 生きている株が確認されていなかったことから、 2007年には環境省レッドリストによって「絶滅」とされていました。 しかし、 同年9月に茨城県つくば市の筑波実験植物園で生きている株が再発見されたのです。
後に鹿児島県の個人宅でも生きている株が見つかり、 カテゴリが「絶滅」から「野生絶滅」に変更されました。 植物園の保護増殖活動により、 今では50株以上に増え、 絶滅の危機から免れることができでいます。
このように植物園は植物を展示しているだけの施設ではありません。 貴重な植物を次世代へ残していくための大きな役割を担っています。
シビイタチシダ
一度は絶滅!?今も植物園で生きるシダ
植物園に生き残っていた!
見られる散歩道
執筆協力 : 撮影にあたり、 筑波実験植物園のご協力を頂きました。