成長すると丸い樹形になります。

マテバシイ
縄文人とともに日本の海辺に広がったドングリの木

マテバシイの特徴
大きな固いドングリが沢山みのります。ドングリは食べられます。
元々沖縄・九州地方に生えていたものを、縄文人が食料として広めたと言われています。
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以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
光沢のある厚手の葉っぱです。ふちにはギザギザが全くありません。
花
雌花と雄花があります。雄花は強い匂いを放って虫を呼んで受粉を助けてもらいます。
日本のドングリの花で一番咲くのが遅いです。
実
大きなドングリが毎年たくさん実ります。
花が咲いた翌年の秋に実ります。
お尻がくぼんでいるのが特徴。硬くて虫に食われにくいです。
幹
縦に白っぽい筋が入ります。
名前の由来
マテバシイ の名前の由来は、実が椎(スダジイ)のようにおいしくないことから、「しばらく待てば椎(シイ)になる」と期待してマテバシイになったという説もあります。
関わりが深い生き物
ムラサキツバメの幼虫はマテバシイの若葉を食べます。幼虫は蜜を出し、ボディガードとしてアリをやとっています。アブラムシが枝にびっしりついており、アブラムシの甘露(かんろ)を求めて、スズメバチやアシナガバチなどがやってきます。甘露とはアブラムシが出す糖分が多い排出物です。アブラムシを取り巻く虫たちのドラマを観察してみましょう。
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