亀戸中央公園

マテバシイ

縄文人とともに日本の海辺に広がったドングリの木

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特徴

大きな固いドングリが沢山みのります。 ドングリは食べられます。
元々沖縄・九州地方に生えていたものを、 縄文人が食料として広めたと言われています。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

成長すると丸い樹形になります。

  • 写真 / MayaN

光沢のある厚手の葉っぱです。 ふちにはギザギザが全くありません。

雌花と雄花があります。 雄花は強い匂いを放って虫を呼んで受粉を助けてもらいます。
日本のドングリの花で一番咲くのが遅いです。

  • 雌花は木全体に咲く。 においで虫を呼ぶ。
    写真 / EijiI

  • 雄花。 この花は、 季節外れの11月に咲いていた。
    写真 / MasakoT

  • 真ん中の緑の枝のようなのが雌花
    写真 / MayaN

大きなドングリが毎年たくさん実ります。
花が咲いた翌年の秋に実ります。
お尻がくぼんでいるのが特徴。 硬くて虫に食われにくいです。

  • マテバシイのドングリ。 多くくて硬い
    写真 / MasakoT

  • 一つの柄にいくつも大きなドングリが実る。
    ドングリは初夏に一気に大きくる。
    写真 / MayaN

  • 春に花が咲いてから半年たった雌花。 まだドングリの雰囲気はない。
    写真 / MasakoT

  • 花が咲いてからちょうど1年たったドングリ。
    まだこの大きさ。 これから一気に大きくなる。
    写真 / MayaN

  • お尻がくぼんでいるのが特徴
    写真 / MayaN

  • 時期がくると地面を埋め尽くすほどドングリが落ちる
    写真 / MayaN

幹・枝

縦に白っぽい筋が入ります。

  • 写真 / MayaN

名前の由来

マテバシイ の名前の由来は、 実が椎の実(スダジイの実)のようにおいしくないことから、 「しばらく待てば椎(シイ)になる」と期待してマテバシイになったという説もあります。

関わりが深い生き物

ムラサキツバメ(チョウ)の幼虫はマテバシイの若葉を食べます。 幼虫は蜜を出し、 ボディガードとしてアリをやとっています。
アブラムシが枝にびっしりついており、 アブラムシの甘露(かんろ)を求めて、 スズメバチやアシナガバチなどがやってきます。

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