イロハモミジより木が太めで、 背が高く、 どっしりとした木になります。
大気汚染に強く、 街中にもよく植えられます。
トウカエデ
徳川吉宗が江戸の人々が紅葉狩りを楽しむために植えた
特徴
秋の紅葉(黄葉)は、 目が覚めるような鮮やかさです。
トウカエデは今からちょうど300年前、 1721年に中国から日本に6本贈られ日本に渡来しました。
八代将軍徳川吉宗が、 江戸の人たちが紅葉狩りを楽しめるようにと、 その木をふやしてたくさん植えさせました。
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以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
イロハモミジより大きく、 切れ込みの数が少ないです。 カエルの手のような面白い形で光沢があります。
花
緑色の小さな花です。 ひとつの花の集まりに両性花と雄花が両方咲きます。
実
羽のついたブーメランのような種が二個ずつくっついて実ります。 真ん中で割って飛ばすと、 クルクル回りながら落ちます。
イロハモミジの種よりブーメランの角度が小さいです。
幹・枝
皮が細かく裂けてはがれます。
冬芽・葉痕
芽鱗(がりん・冬芽をつつんでいる鱗状のもの)は7枚程度ついています。
ちょっと兜を思わせるイカつい感じの冬芽です。
その他の情報
東京都の浜離宮恩賜公園には徳川吉宗の「お手植え」と言われているトウカエデが今も生きています。
関わりが深い生き物
花には、 ハチ、 ハエ、 甲虫などいろいろな昆虫がやって来ます。
3月中旬、 新芽が芽吹く頃、 モミジニタイケアブラムシが活動を始めます。
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