高さ5mほどになる木です。
ガマズミ
真っ赤な実とカメの甲羅のような葉っぱが特徴
特徴
秋に実る真っ赤な実がとても目立ちます。 初夏に咲くアジサイを小さくしたような白い花もきれいですが、 独特の匂いがします。
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以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
葉は丸っこくて先がとがったものが多く、 縁のギザギザが目立ちます。 葉の表も裏も毛がびっしり生えていて、 さわるとフワフワとしています。
花
アジサイを小さくしたような白い花が初夏(5-6月)に咲き、 独特の匂いがを放ちます。 コガネムシなどに大人気でレストランのようです。
実
真っ赤な色の実は、 秋の森で目立ちます。
この実は酸味が強いですが、 冬に入っても枝から落ちずに残り、 シワが寄って甘味が増します。 山に入るマタギ(猟師)が非常食に食べていたと言われています。
古代の土器から種が出土していることから、 古代人はガマズミの実を発酵させてお酒をつくったと考えられています。
幹・枝
灰色っぽい茶色です。 縦にスジが入っています。
冬芽・葉痕
ややとがった卵型の芽は、 たくさんの毛に覆われています。 よく見ると、 毛の間の葉痕にやんちゃそうなお顔があります。
名前の由来
葉っぱがカメのようだから「亀(かめ)」が転じて「ガマ」、 酸っぱい実だから「酸味(すみ)」という説があります。
関わりが深い生き物
平らな形で上向きに咲く花は、 甲虫がとまりやすく、 ハナムグリなどがよく集まります。
葉がボロボロになっていたら、 サンゴジュハムシのしわざかも?
メジロなどの野鳥がやって来て実をついばみます。
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