サワラ

ヒノキに似ていて、 より軽やかな姿

特徴

ヒノキに似ていますが、 葉がよりまばらで透けて見えるので軽やかな感じがします。
葉を裏むけると、 X(エックス)の文字のような白い模様があります。
サワラの材はご飯のおひつなどに使われます。

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以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

先端がとがったクリスマスツリーのような形をしてます。
葉がまばらで透けて見えます。
成長すると高さ30mにも達する巨木になります。

  • 葉はまばらでむこうが透けて見える
    写真 / 2020.7.24 栃木県那須郡那須町 MayaN

  • 葉の密度が低くさわやかな感じ
    写真 / 2020.7.24 栃木県那須郡那須町 MayaN

小さなウロコのような葉っぱです。
葉の先端がヒノキの葉よりも尖っています。
葉を裏むけると、 X(エックス)の文字か蝶のような白い模様があります。

  • 葉の裏にはXの字に見える模様がある
    写真 / 2020.7.23 栃木県那須町 MayaN

  • 葉の表はウロコ状
    写真 / 2020.7.23 栃木県那須町 MayaN

  • 葉の裏が蝶の模様に見える葉もある
    写真 / 2020.7.23 栃木県那須町 MayaN

小さな小さな松ぼっくりのような球果がなります。 中には小さな細かい種が挟まっています。

  • 写真 / 2020.7.23 栃木県那須町 MayaN

幹・枝

赤茶色の樹皮で薄く短冊状に裂けます。
杉とよく似ています。

  • 写真 / 2020.7.23 栃木県那須町 MayaN

名前の由来

ヒノキより見た目が軽快な印象であることから「さはらか」(=さっぱりした)であるという意味で、 「サワラ」となったと言われています。

その他の情報

サワラは、 その涼し気な見た目から庭木としてよく植えられてきました。 オウゴンシノブヒバ、 イトヒバなどの園芸品種が庭木や生垣に使われてきました。
木材用としてはヒノキが多く植えられてきましたが、 千葉県では昔からサワラが植えられていて、 古い人工林ではヒノキよりもサワラの方が多いです。

関わりが深い生き物

スギカミキリの幼虫が、 樹皮の下の部分を食べ、 木に被害を与えることがあります。