サンゴジュ

家(いえ)を火事(かじ)から守る(まもる)ために植え(うえ)られた木(き)

木(き)の自己(じこ)紹介(しょうかい)
樹木(じゅもく)クイズ

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特徴(とくちょう)

大きく(おおきく)て厚み(あつみ)のあるテカテカの葉っぱ(はっぱ)は水分(すいぶん)が多く(おおく)燃え(もえ)にくい性質(せいしつ)があるため防火(ぼうか)のために垣根(かきね)によく植え(うえ)られました。
真夏(まなつ)になる実は(じつは)宝石(ほうせき)のサンゴに似(に)ていることからサンゴジュという名前(なまえ)がつきました。

以下(いか)の情報(じょうほう)は、関東(かんとう)地方(ちほう)を基準(きじゅん)にしています。エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの差(さ)があります。

樹(き)形(がた)

10m以上(いじょう)になる高木(たかぎ)です。公園(こうえん)や庭(にわ)では２～3mに刈込ま(かりこま)れていることが多い(おおい)です。

剪定(せんてい)されず高木(たかぎ)に成長(せいちょう)したサンゴジュ
写真(しゃしん) / MayaN

葉(は)

光沢(こうたく)があり水分(すいぶん)が多い(おおい)ため燃え(もえ)にくいです。また、枝(えだ)は燃やす(もやす)と泡(あわ)のようなものが出(で)てきて、燃え(もえ)にくい性質(せいしつ)があります。

写真(しゃしん) / MayaN

花(はな)

香り(かおり)の強い(つよい)花(はな)には沢山(たくさん)の蝶(ちょう)など虫(むし)が訪れ(おとずれ)ます。直径(ちょっけい)6～8㎜の白い(しろい)花(はな)を多数(たすう)つける。

筒(つつ)状(じょう)の花びら(はなびら)が五つ(いつつ)に裂け(さけ)ている
写真(しゃしん) / MayaN
花(はな)は木(き)全体(ぜんたい)に咲い(さい)て華やか(はなやか)
写真(しゃしん) / MayaN

実(み)

真っ赤(まっか)な実(み)が珊瑚(さんご)のようだからサンゴジュとつきました。他(た)の実(み)がない真夏(まなつ)に実(み)の茎(くき)まで赤く(あかく)なるので目立ち(めだち)ます。最後(さいご)は黒く(くろく)なります。

真夏(まなつ)に熟す(じゅくす)実(み)は少ない(すくない)ので目立つ(めだつ)
写真(しゃしん) / MayaN
沢山(たくさん)実る(みのる)ので遠目(とおめ)にも目立つ(めだつ)
写真(しゃしん) / EijiI
最後(さいご)には黒く(くろく)熟す(じゅくす)
写真(しゃしん) / MayaN

冬芽(とうが)

細かい(こまかい)毛(け)に包ま(つつま)れた薄茶(うすちゃ)色(しょく)の冬芽(とうが)です。葉(は)痕(こん)には、王冠(おうかん)をかぶった王子(おうじ)様(さま)のようなお顔(かお)が見(み)られます。

対生(たいせい)の葉(は)になる芽(め)が立派(りっぱ)な王冠(おうかん)に見える(みえる)。
写真(しゃしん) / Tamacha
葉(は)がとれて現れる(あらわれる)王子(おうじ)様(さま)のお顔(かお)
写真(しゃしん) / Tamacha
新しい(あたらしい)芽(め)がたくさん用意(ようい)された枝(えだ)
写真(しゃしん) / MasakoT

名前(なまえ)の由来(ゆらい)

真っ赤(まっか)な実(み)から「サンゴジュ」という名前(なまえ)になりました。

その他(そのた)の情報(じょうほう)

水分(すいぶん)の多い(おおい)葉(は)や枝(えだ)が燃え(もえ)にくいため、火事(かじ)をを防ぐ(ふせぐ)目的(もくてき)で家(いえ)の垣根(かきね)に植え(うえ)られました。

関わり(かかわり)が深い(ふかい)生き物(いきもの)

花(はな)はミツバチやチョウなどの昆虫(こんちゅう)で賑わい(にぎわい)ます。
葉(は)が茶色く(ちゃいろく)なったり穴(あな)だらけなのはサンゴジュハムシのしわざ。芽吹い(めぶい)たばかりの葉(は)を幼虫(ようちゅう)が食べ(たべ)、幼虫(ようちゅう)も成虫(せいちゅう)も葉(は)を食べ(たべ)つくすことがあります。
赤い(あかい)実(み)をムクドリなどの鳥(とり)が食べ(たべ)に来(き)ます。

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