トウネズミモチ

(あき)にたわわにみのる黒い(くろい)実は(じつは)ネズミのウ〇チみたい!

トウネズミモチの特徴(とくちょう)

(あき)小さな(ちいさな)黒い(くろい)()沢山(たくさん)実り(みのり)ます。この()がネズミのウンチに()ていることから「ネズミ」と名前(なまえ)につきました。
この実は(じつは)(とり)大好き(だいすき)で、よく食べ(たべ)にきます。
都会(とかい)でも元気(げんき)生きる(いきる)ことができ、成長(せいちょう)大変(たいへん)早い(はやい)です。

みんなの投稿(とうこう)

以下(いか)情報(じょうほう)は、関東(かんとう)地方(ちほう)基準(きじゅん)にしています。エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの()があります。

()(がた)

ほっそりと()高い(たかい)()です。いち早く(いちはやく)成長(せいちょう)()()より()高く(たかく)なります。

  • ()()いち早く(いちはやく)抜き(ぬき)去り(さり)高い(たかい)()育つ(そだつ)
    写真(しゃしん) / 2021.2.26 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • (した)から見上げ(みあげ)たところ。ひょろっとしているが()高い(たかい)
    写真(しゃしん) / 2021.2.26 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

()

6-12cmです。光沢(こうたく)があります。()()にかざすと葉脈(ようみゃく)透け(すけ)見え(みえ)ます。
(さき)がすっととがっているのが特徴(とくちょう)です。

  • ツルツルとしている
    写真(しゃしん) / 2020.8.14 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • ()()透かす(すかす)葉脈(ようみゃく)浮かび上がる(うかびあがる)
    写真(しゃしん) / 2021.3.9 千葉(ちば)(けん)袖ケ浦(そでがうら)() MayaN

(はな)

(しん)(えだ)(さき)(みどり)がかった白い(しろい)(はな)(ぼう)(ふさ)になって咲き(さき)ます。(はな)には、強い(つよい)においがあります。
(はな)はネズミモチとよく()ていますが、咲く(さく)時期(じき)がトウネズミモチの(ほう)が1か月(かげつ)以上(いじょう)遅い(おそい)です。

  • 小さい(ちいさい)(はな)ですが、(ぼう)になって咲く(さく)ので目立つ(めだつ)
    写真(しゃしん) / 2020.7.2 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • (はな)は、3~4㎜ほど。花弁(はなびら)は4(まい)
    写真(しゃしん) / 2020.7.3 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • ()()高い(たかい)ので遠く(とおく)からでも(はな)咲い(さい)ているのがわかる
    写真(しゃしん) / 2020.7.2 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

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黒く(くろく)丸い(まるい)()がたくさんみのります。熟し(じゅくし)たものは白い(しろい)(こな)をかぶります。
(とり)大好き(だいすき)でよく食べ(たべ)にきます。()(なか)(たね)(とり)(くそ)にまじって色んな(いろんな)場所(ばしょ)にまかれるので、様々(さまざま)場所(ばしょ)から()出し(だし)ます。

  • 沢山(たくさん)()実る(みのる)
    写真(しゃしん) / 2012.12.24 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 実は(じつは)正に(まさに)ネズミのウンチのよう。(なか)には(しわ)入っ(はいっ)(たね)入っ(はいっ)ている。
    写真(しゃしん) / 2010.12.23 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

(みき)

(はい)褐色(かっしょく)です。若い(わかい)()(みき)はなめらかですが、年数(ねんすう)がたつと多く(おおく)(かわ)()(ひもく、()(かわ)()のような(かたち)裂け(さけ)部分(ぶぶん))や裂け目(さけめ)ができます。

  • 若い(わかい)()(みき)はなめらか
    写真(しゃしん) / 2021.2.26 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 年数(ねんすう)がたった()には多く(おおく)(かわ)()ができる
    写真(しゃしん) / 2020.9.30 東京(とうきょう)()(みなと)() MayaN

名前(なまえ)由来(ゆらい)

トウというのは中国(ちゅうごく)から()たという意味(いみ)です。()がモチノキに()ていて()がネズミのウンチに()ているのでネズミモチという名前(なまえ)になったと言わ(いわ)れています。

その他(そのた)情報(じょうほう)

以前(いぜん)公園(こうえん)緑化(りょくか)(じゅ)街路(がいろ)(じゅ)としてたくさん(うえ)栽されたのですが急速(きゅうそく)広がる(ひろがる)ことから生態(せいたい)(けい)への影響(えいきょう)考慮(こうりょ)して現在(げんざい)生態(せいたい)(けい)被害(ひがい)防止(ぼうし)外来(がいらい)(しゅ)重点(じゅうてん)対策(たいさく)外来(がいらい)(しゅ)指定(してい)されています。
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/files/gairai_panf_a3.pdf

関わり(かかわり)深い(ふかい)生き物(いきもの)

香り(かおり)のある(はな)には、ハナムグリ、ハチ、チョウなど多く(おおく)(むし)集まり(あつまり)ます。
木の下(このした)にフンが落ち(おち)ていたり、()食べ(たべ)あとがあると、シモフリスズメなどのガの幼虫(ようちゅう)がいますので、探し(さがし)てみてください。
ヒヨドリやムクドリが押し寄せ(おしよせ)()食べ(たべ)、タネをまきます。