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ノイバラ

世界のバラの元祖の一つ

  • 木の自己紹介

    木の自己紹介

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  • 樹木クイズ
  • この木に会える場所

特徴

小さな白い花をたくさん咲かせ、 ぷっくりした赤い実をつける野生のバラです。
江戸時代末期にヨーロッパに渡り、 園芸種のバラとかけあわされて「つる性」「花がたくさん咲く」という特性をもつ品種の親となりました。 現代の私たちが見ているいろいろなバラの元祖の一つとなっている木です。

みんなの投稿

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

  • Peak Season
  • Blossom
  • Leaf
  • Fruit
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見頃

高さ

低木 (1〜5m)

花の性別

両性花

分布

日本(北海道:中南部、 本州、 四国、 九州)、 朝鮮半島、 中国

生育地

日当たりの良い河原、 原野、 林緑

分布

日本(北海道:中南部、 本州、 四国、 九州)、 朝鮮半島、 中国

生育地

日当たりの良い河原、 原野、 林緑

学名

Rosa multiflora

樹形

枝は最初の年は上に向かって伸びますが、 2年目からアーチ状になります。
他の物に寄りかかって、 とげで他の植物などに引っかかり、 はい登ることもあります。 高さは1~2mになります。

  • 上に向かって伸び、 2年目からアーチ状になる
    写真 / 2020.5.7 千葉市花見川区 MayaN

  • 河岸にせり出しながら、 こんもりと茂っている
    写真 / 2020.5.8 千葉市花見川区 MayaN

  • 周りの木にもたれながら斜上する
    写真 / 2021.5.4 千葉県君津市 MayaN

  • よく枝分かれをして茂みをつくる
    写真 / 2020.5.7 千葉市花見川区 MayaN

1枚の葉が、 小さな葉7~9枚で1組になっています。 小さな葉の縁にはギザギザがあります。 柄のつけ根に、 細かくさけたような托葉(たくよう)という葉が一体化して存在し、 他のバラと見分けるポイントになります。

  • シワシワで光沢がなく、 柔らかい羽状複葉の葉が互生につく
    写真 / 2021.4.21 千葉市花見川区 MayaN

  • 裏側と柄には毛や小さなとげがある
    写真 / 2026.5.14 東京都練馬区 Tamacha

  • 葉のつけ根には、 托葉と大きなとげがある
    写真 / 2026.5.10 千葉県習志野市 MasakoT

  • 托葉は赤みがかり、 せん毛が多い
    写真 / 2026.5.10 千葉県習志野市 MasakoT

初夏、 枝先に直径2㎝くらいの白い花をたくさん咲かせます。 甘くさわやかな香りがし、 香水に使われます。  

  • 先がくぼんで♡の形をした花びら
    写真 / 2021.5.8 千葉県習志野市 MasakoT

  • 一つの花房で、 中心から外側に向かって順番に咲いていく
    写真 / 2011.5.22 茨城県つくば市 htanaka

  • 雄しべがたくさんある。 真ん中は、 複数の雌しべがくっついたもの
    写真 / 2022.5.3 茨城県つくば市 htanaka

  • 黄色い雄しべは時間がたつと茶色くなる
    写真 / 2022.5.3 茨城県つくば市 htanaka

  • つぼみの下に見えるぷっくりした萼筒が実になる
    写真 / 2023.5.3 栃木県古河市 MayaN

  • さわやかな香りが辺りにただよう
    写真 / 2022.5.3 茨城県つくば市 htanaka

小さな赤い実(正確には「偽果(ぎか)」という)は、 秋から冬にかけて赤く熟します。 赤い実の中には、 白い皮に包まれた種子がいくつか入っています。

  • 実は花の下の萼筒が変化したもので、 先っぽの黒いミニミニ帽子は萼片の痕
    写真 / 2022.11.19 茨城県つくば市 htanaka

  • 葉が落ちた後も実は枝に残る
    写真 / 2020.12.19 埼玉県川口市 MayaN

  • 赤い実の中に白いタネがあり、 その白い皮の中に種子がある
    写真 / 2021.1.12 千葉市花見川区 MayaN

幹・枝

若い枝は緑色ですが、 時間がたつと紫色がかった黒い樹皮になります。 下向きのとげを出して、 他の植物に絡みつきます。
触ると痛いです。

  • よくしなる枝は黒紫色
    写真 / 2020.5.7 千葉市花見川区 MayaN

  • 鎌状に曲がったとげが2個セットでつく
    写真 / 2022.2.19 千葉市若葉区 MasakoT

冬芽・葉痕

枝から飛び出るような角度でつき、 鮮やかな赤い芽鱗が目立ちます。 葉痕は横に細くてよく見えません。 維管束痕は3つあります。

  • 緑がかった枝につく赤い冬芽
    写真 / 2021.1.21 東京都板橋区 Tamacha

  • 古い枝の途中からも芽が出る
    写真 / 2023.2.15 東京都港区 MasakoT

  • 冬芽は互生につき、 枝がジグザグに見える
    写真 / 2021.2.28 千葉市緑区 MayaN

  • 芽吹き始めて出てきた葉は合掌した手のよう
    写真 / 2022.2.19 千葉市若葉区 MasakoT

  • 赤い芽鱗がゆるんで若草色の葉が顔を出す
    写真 / 2023.2.15 東京都港区 MasakoT

人との関わり

バラは昔から日本人の身近にありましたが、 万葉集にはあまり登場せず、 その後園芸種も作られませんでした。
江戸時代末期になってから、 ヨーロッパに渡って園芸種とかけあわされ、 「つる性」「多花性」という性質をもつ多くの品種の親となりました。
ノイバラの実は「営実(えいじつ)」とよばれる漢方で、 便秘や利尿に効くとされています。 (服用される場合は、 正しい服用方法をご確認ください。 )

  • つる性の園芸品種のばら。
    多花性、 つる性は、 日本のノイバラから受け継がれた
    写真 / 2023.5.8 千葉県市川市 MayaN

  • 実は営実という漢方薬になる
    写真 / minaei

名前の由来

トゲのある植物を総称して「イバラ」といいますが、 野生のためノイバラと名付けられたといわれています。

  • 意外ととげが多い
    写真 / 2026.5.14 東京都練馬区 Tamacha

性格

雑草のようにどんどん増えるガツガツ系です。 とげが痛いので嫌われがちですが、 とても丈夫なので、 いろいろな品種のバラの親として交配に使われたり、 接ぎ木の台木(※)になってきました。 ノイバラそのものの挿し木もでき、 生命力にあふれています。
※接ぎ木とは、 増やしたい品種の枝を、 短く切った丈夫な品種の幹に切り込みを入れ、 そこにくっつけてテープを巻くなどし、 つなぐことです。 根のある丈夫な品種の方を台木といいます。

  • とても丈夫なので、 アスファルト舗装のすき間でも生きていける
    写真 / 2022.5.3 茨城県つくば市 htanaka

体験・遊び

赤い実をむくと、 白い皮に包まれた種子がいくつか出てくるのですが、 この白い皮はほんのり甘酸っぱい味がします。 あまり味がない実もありますが、 赤い実を数粒つぶしてお湯をかけて飲むと、 ほんの~り甘酸っぱい、 薄いローズヒップティーになります。 (ただし下剤の効果があるので飲みすぎにはご注意ください)

  • 実を少しつぶして、 少量のお湯を注ぐ
    写真 / 2023.12.3 minaei

  • ピンク色のノイバラ湯?薄いですが雰囲気はあります
    写真 / 2023.12.3 minaei

関わりが深い生き物

花の甘い香りに誘われて、 ハチやハナアブなどのいろいろな昆虫がやって来ます。
小さなハバチの幼虫が集団で葉を食べ、 丸坊主になることがあります。
バラの枝に化けたガの幼虫にはびっくり!
冬、 赤い実を食べにメジロなどの野鳥もやって来ます。

  • 花の蜜や花粉をなめるアシブトハナアブ
    写真 / 2026.4.29 千葉県習志野市 MasakoT

  • 花にやって来たナミホシヒラタアブ
    写真 / 2026.4.29 千葉県習志野市 MasakoT

  • 花にやって来たホソヒラタアブ
    写真 / 2026.4.29 千葉県習志野市 MasakoT

  • 体に花粉をつけて運ぶハチ
    写真 / 2026.4.29 千葉県習志野市 MasakoT

この木に会える場所

タップすると地図が表示されます

執筆協力 : 岩谷美苗