高さは30mにもなり、 クリスマスツリーのようなとんがり帽子の樹形になります。
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特徴
木で作られた建物で世界一古いといわれる法隆寺はヒノキで作られました。 それだけくさり難い丈夫な木です。 色と香りも素晴らしく、 日本の針葉樹で一番質が優れている建築材とも言われています。
イラスト提供 : 平田美紗子(林野庁 北海道森林管理局)
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
うろこ状の葉っぱです。 葉の裏にある白い線は「Y」の字に見えます。 ちぎるとほんのり爽やかな香りがします。
花
4月ごろ葉の先に雄花と雌花を咲かせます。 どちらも小さいですが、 たくさん咲くと花の色で葉先が茶色く見えます。
実
10~11月に多角形の切れ目のある、 小さくて茶色のころころした実がなります。
幹・枝
赤っぽい茶色の幹はだは、 細かく縦にさけます。 昔は、 この樹皮を屋根をふく(屋根を保護する)材料として使われました。
人との関わり
古くから建材やまな板など日用品の材料として使われてきました。 葉は高い殺菌作用を活かして食べ物の保存にも使われてきました。
名前の由来
昔、 木をこすり合わせて火をおこしたことから「火の木」が由来と言われています。
性格
ヒノキで作られた法隆寺や薬師寺の塔は1300年ほど経っていて、 驚くほど丈夫で長持ちです。 生きて自分を支えてきた時間は数百年ぐらいだとしても、 木材になって支えている時間の方がはるかに長いのです。
体験・遊び
ヒノキの香りはとりわけ日本人が好む香りと言われています。 木端をお風呂に浮かべてヒノキ風呂の香りを楽しんでみましょう!市販のお風呂用ヒノキ材もあります。 「なんちゃってヒノキ風呂」でリラックスしてみましょう。
関わりが深い生き物
スギカミキリの幼虫が樹皮の下の部分を食べて、 木に被害を与えることがあります。 ヒメスギカミキリは、 伐採木で姿を見せます。
チャバネアオカメムシの幼虫は、 ヒノキやスギのタネを吸って成長します。
タネを食べに、 ヒガラ、 マヒワなどがやって来ます。
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見られる場所
執筆協力 : 岩谷美苗