21世紀の森と広場

ビワ

初夏にたわわになるオレンジ色の実がおいしい

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特徴

お店でも売っているビワの実が初夏に実ります。 花や葉には金色の毛がびっしり生えていて寒さに強そうに見えますが、 暖かい場所の方が元気でよく育ちます。 日本でビワの生産量一位は長崎県、 二位は千葉県です。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

高さ6~10mになります。

  • 写真 / 庭木図鑑植木ペディア

15-20cm。 細長い葉っぱで裏には褐色の毛がびっしりと生えています。 ビワの葉茶や湿布にもされます。

  • 厚みのある大きな葉
    写真 / MayaN

  • 裏にはびっしりと毛が生えている
    写真 / MayaN

花は白色で杏仁豆腐に似た良い香りがします。
ガクや柄にびっしりと褐色の毛が生えていて、 フカフカです。

  • 写真 / EijiI

実の先には、 花の顎(がく)の部分が残ります。

  • たわわに実ったビワの実
    写真 / EijiI

  • 未熟な実
    写真 / MayaN

幹・枝

  • 写真 / MayaN

名前の由来

「楽器の琵琶(びわ)に似ているから」という説が有力です。 ですが果物の枇杷(びわ)は、 中国から琵琶(びわ)が入ってくるよりも早く栽培されていました。

関わりが深い生き物

花が少ない晩秋~冬、 花の香りに誘われてハエ、 ハナアブ、 ミツバチなどがやってきます。 ミツバチが集めた蜜ではハチミツが作られます。
冬のビワの葉っぱの裏には、 小さな虫が沢山かくれています。
おいしいビワの実を食べに、 ヒヨドリ、 ムクドリなどいろいろな鳥が訪れます。

  • 真冬でも元気なツマグロキンバエがやって来る。
    写真 / MasakoT

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