蔓(つる)性の木です。 他の木に巻き付いて光の当たる高い所まで上がっていきます。 右巻きがフジで左巻きがヤマフジです。
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特徴
他の木にまきついて成長する蔓(つる)植物です。 ノダフジとも呼ばれます。
春の終わり、 林や森のあちこちはフジの花でうす紫色に染まります。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
小さな葉が小枝の同じ場所から対になって出る。
じつは小さな葉がセットになったものが、 1枚の葉です。
花
房状になって咲く薄紫色の花がきれいです。
実
フワフワのビロードような毛におおわれた実です。 中には平らな種が入っています。
種は毒なので、 絶対に食べないでください。
幹・枝
蔓は右巻き(S字のように蔓が巻いている=左上方向に巻いている)になります。
※西日本以西に生えるヤマフジは左まきになります。
冬芽・葉痕
水滴型で、 少し扁平になった形の芽です。 葉痕の維管束痕は3個で、 いろいろな表情のお顔に見えます。 横から見ると、 枝から飛び出したようについています。
その他の情報
フジの花は日本の美のシンボルの一つ。
日本舞踊の演目には「藤娘」という演目があります。
関わりが深い生き物
フジは虫たちに人気がある木。 花にはクマバチが大きな羽音をたててやってきて、 受粉の手伝いをします。 悪さをしなければ刺されることはありません。
ツルをじっくり見ると、 ゾウムシやカミキリムシが見つかることでしょう。 目立たないのでよーく探してください。