マメガキ

江戸時代に日本にやってきた小さな柿

特徴

柿渋を採取するため、 江戸時代に日本へ渡来した小さな柿です。
黄色の状態では渋いのですが霜にあたり黒紫色になると甘みが増しておいしくなります。

みんなの投稿

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

ふつうは高さ10m程ですが、 大きいものは30mになるものもある。

葉長楕円形で裏面には軟らかい毛が生えています。

6月ごろにクリーム色の長さ5㎜の鐘形で上部は4つに裂けて反り返ります。

  • 雄花
    写真 / 2010.6.10 千葉県習志野市 MasakoT

小さなカキのようです。 直径1~2㎝の球形で秋頃に黄色に熟し霜に当たると黒紫色でになって甘みがましておいしいです。
※食べるときは自己責任で食べてください。

  • 写真 / 庭木図鑑植木ペディア

幹・枝

灰褐色で不規則に浅く裂けます。

人との関わり

未熟な果実からとる渋柿は防水・防腐材・防虫剤として傘、 渋紙、 魚網、 漆器の下塗りなどに使われました。 また日本酒のにごり取りとしても重宝されますし、 染料にも使われ、 生活の中でなくてはならないものでした。

名前の由来

「赤き実」からカキになったという説があります。
実が小さいため「豆」柿(マメガキ)となりました。

関わりが深い生き物

カキノキには、 毒を持つイラガ類の幼虫がいるので注意!さわると、 ちくっと痛く、 「でんきむし」と呼ばれます。
甘いカキの実は、 昆虫や野鳥の大好物。 スズメバチもやってくるので気をつけましょう。

タップすると詳細が見られます

見られる場所