高さ25mになる落葉高木。
メグスリノキ
目薬の材料になった
特徴
カエデの仲間なのですが、 葉に切れ込みがありません。 秋の真っ赤な紅葉は目に沁みるほど美しいです。 この木を用いて目薬が作られたということで名前がつきました。
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以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
カエデの仲間なのですが、 葉に深い切れ込みはありません。 3枚の葉がセットになって1枚の葉なのです。 葉の裏には粗い毛があります。 葉脈や葉柄には特に毛が集まって生えています。 秋の紅葉は鮮やかで美しいです。
花
花柄に毛が密生。 雌花は1〜3個、 雄花が3〜5個集まって咲きます。
雌雄異株。 同じ木が性転換することもあります。
→参考動画はこちら(外部サイト)
実
カエデらしいブーメラン型です。 翼の長さが4〜5cmでイロハモミジなどの実より大きいです。 種にはたくさんの毛が生えています。
幹・枝
灰褐色。
大人の木の樹皮は縦に裂けます。
冬芽・葉痕
おしゃれなチェック柄の冬芽。 ぜひ見つけてください。
人との関わり
名前の由来のように、 眼病治療に用いられました。 材は強靭で、 建設材や器具材、 床柱に使われます。
名前の由来
樹皮や葉を乾燥させて煎じた汁を洗眼に用いたことから、 メグスリノキと呼ばれました。 実際に炎症を抑える作用などがあることが分かっています。
その他の情報
戦国時代の名将黒田官兵衛の祖父重隆は、 メグスリノキから作った家伝の目薬を製造・販売することで財を築きました。 (姫路市HPより)
性格
種は、 他のカエデの仲間の種より大柄で毛むくじゃら。 どんなふうに飛ぶか、 飛ばしてみましょう!
関わりが深い生き物
花にはいろいろなカミキリムシがやって来ます。 新芽が芽吹く頃、 モミジニタイケアブラムシが活動を始めます。
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