21世紀(せいき)(もり)広場(ひろば)

ゴマキ

ゴマの香り(かおり)()

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特徴(とくちょう)

ゴマギとも呼ば(よば)れます。
ガマズミに近い(ちかい)仲間(なかま)日本(にっぽん)にだけ自然(しぜん)生え(はえ)ている日本(にっぽん)固有(こゆう)(しゅ)()です。 ()をもむとゴマ油(ごまあぶら)香り(かおり)がします。 (はる)白く(しろく)小さな(ちいさな)(はな)をたくさん付け(つけ)て、 (なつ)にみのる赤い(あかい)実は(じつは)とても目立ち(めだち)ます。

以下(いか)情報(じょうほう)は、 関東(かんとう)地方(ちほう)基準(きじゅん)にしています。 エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの()があります。

()(がた)

よく枝分かれ(えだわかれ)し、 荒々しい(あらあらしい)感じ(かんじ)()(がた)になります。 (たか)さ7mほどになります。

()

ゴマ油(ごまあぶら)香り(かおり)がする葉っぱ(はっぱ)は、 ごわごわした手ざわり(てざわり)硬い(かたい)感じ(かんじ)がします。 葉脈(ようみゃく)葉っぱ(はっぱ)のふちまで真っ直ぐ(まっすぐ)にのびて、 デコボコが目立ち(めだち)ます。 ()(ひょう)には()がありませんが、 ()(うら)には葉脈(ようみゃく)(うえ)()があります。

  • ()(ひょう)には光沢(こうたく)があり対生(たいせい)付く(つく)
    写真(しゃしん) / HitomiT

  • (がわ)(みゃく)は6~12(たい)。 ゴマの香り(かおり)枯葉(かれは)でも匂う(におう)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • ()(さき)(ほう)鋸歯(きょし)がある
    写真(しゃしん) / HitomiT

  • 新芽(しんめ)葉脈(ようみゃく)がはっきりしている
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

(はな)

直径(ちょっけい)8mmくらいの白い(しろい)(はな)をたくさん付け(つけ)ます。 花びら(はなびら)は5(まい)雄しべ(おしべ)も5(ほん)です。 (えだ)(さき)にピラミッド(じょう)付き(つき)真ん中(まんなか)(ほう)から順々(じゅんじゅん)咲い(さい)ていきます。

  • 雌しべ(めしべ)は1(ほん)雄しべ(おしべ)(はな)から飛び出し(とびだし)ている
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

  • 始め(はじめ)(つぼみ)集まっ(あつまっ)付く(つく)
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

  • ぷっくり膨らん(ふくらん)でくる(つぼみ)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 緑色(りょくしょく)(はな)(がら)対生(たいせい)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • たくさんの(はな)付ける(つける)ので甘い(あまい)香り(かおり)強い(つよい)
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

()

1cmほどの細長い(ほそながい)円形(えんけい)()。 8~10(つき)赤く(あかく)なり、 熟す(じゅくす)黒く(くろく)なります。 ()付く(つく)(えだ)赤く(あかく)なります。

  • (なが)さ8~10㎜の細長い(ほそながい)円形(えんけい)()
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 扁平(へんぺい)小判(こばん)(がた)から円柱(えんちゅう)(じょう)になる
    写真(しゃしん) / HitomiT

  • (えだ)(ほう)()よりも早く(はやく)赤く(あかく)なる
    写真(しゃしん) / MayaN

  • (はな)同様(どうよう)中央(ちゅうおう)から順々(じゅんじゅん)()付く(つく)
    写真(しゃしん) / MayaN

(みき)

若い(わかい)(えだ)緑色(りょくしょく)白い(しろい)()生え(はえ)ますが、 次第に(しだいに)()無くなり(なくなり)茶色(ちゃいろ)黒っぽい(くろっぽい)灰色(はいいろ)になります。 (みき)灰色(はいいろ)っぽい茶色(ちゃいろ)です。

  • (みき)裂け(さけ)ない
    写真(しゃしん) / MayaN

冬芽(とうが)

冬芽(とうが)包む(つつむ)()(うろこ)(がりん)は4(まい)つき、 外側(そとがわ)の2(まい)早く(はやく)落ち(おち)てしまいますが、 内側(うちがわ)の2(まい)には()があり、 大切(たいせつ)新芽(しんめ)守り(まもり)ます。

  • (なが)さ5~7㎜と大きく(おおきく)目立つ(めだつ)
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

名前(なまえ)由来(ゆらい)

()(えだ)がゴマの(あぶら)においがすることから名前(なまえ)付き(つき)ました。

その他(そのた)情報(じょうほう)

本州(ほんしゅう)日本海(にほんかい)(がわ)には(たか)さ2m(ほど)になるマルバゴマキ(別名(べつめい)オオバゴマキ、 ヒロハゴマキ)が低い(ひくい)(やま)群生(ぐんせい)しています。 名前(なまえ)のとおり()丸く(まるく)大人(おとな)()よりも大きく(おおきく)なります。

  • ゴマギと違い(ちがい)低木(ていぼく)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • ゴマギより()丸く(まるく)大きい(おおきい)
    写真(しゃしん) / MayaN

性格(せいかく)

河原(かわはら)日当たり(ひあたり)のよい場所(ばしょ)好き(すき)()です。
庭木(にわき)利用(りよう)(わり)とめずらしく、 (にわ)見かける(みかける)()は、 たまたま(たね)(とり)運ん(はこん)だのか、 植物(しょくぶつ)好き(すき)お家(おいえ)なのかもしれません。
(ひと)にとってゴマギの()のゴマの香り(かおり)良い(よい)香り(かおり)ですが、 ()食べよ(たべよ)うとする生き物(いきもの)にとっては食欲(しょくよく)減退(げんたい)のにおいかも?(むし)動物(どうぶつ)食べ(たべ)られないように(しん)()特に(とくに)香り(かおり)新しい(あたらしい)()守っ(まもっ)ています。

体験(たいけん)遊び(あそび)

()をつまんだ(ゆび)をかいでみよう!ごませんべいの良い(よい)香り(かおり)がします。 特に(とくに)新しい(あたらしい)葉っぱ(はっぱ)香り(かおり)強く(つよく)(あき)には弱く(よわく)なります。
大きく(おおきく)なった()全く(まったく)匂い(におい)無い(ない)()もあります。 強烈(きょうれつ)匂い(におい)()食べ(たべ)られなくするためだと思わ(おもわ)れるので、 大きく(おおきく)なったら匂い(におい)必要(ひつよう)なくなるのかもしれません。

  • (よう)()はゴマの香り(かおり)強い(つよい)
    写真(しゃしん) / minaei

関わり(かかわり)深い(ふかい)生き物(いきもの)

(はな)はミツバチなどが集まり(あつまり)ますが、 実は(じつは)野鳥(やちょう)にとって美味しく(おいしく)ないのか、 つついてもあまり食べ(たべ)ないようです。

  • 硬い(かたい)()(わり)には食べ(たべ)たあとを見かける(みかける)
    写真(しゃしん) / MayaN

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執筆(しっぴつ)協力(きょうりょく) : 岩谷(いわたに)美苗(みな)

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