枝を低く長く伸ばします。水面に長い枝を伸ばす木が多く、紅葉すると美しい風景をつくります。

イロハモミジ
秋の風景を鮮やかに染める代表選手

イロハモミジの特徴
秋の紅葉の代表選手。赤や黄色に染まった葉はとても美しいです。落ち葉はよく見ると一つ一つ色の染まり方が違います。一番お気に入りの色の葉を見つけてください。
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以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
7つに分かれている葉を「イロハニホヘト」と数えたことから「イロハモミジ」という名前になりました。実際葉の切れ込みは数は7つとは限りません。いくつに裂けているか数えてみてください。
花
芽吹きの頃、小さな赤い花が沢山咲きます。
実
羽がついたブーメラン型の実が出来ます。秋の落葉のころ、風に乗って、クルクルと回転しながら落ちます。
幹
若木の幹は、緑がかった色で滑らかです。老木の幹は、うすい灰褐色(茶色とグレーを混ぜたような色)です。縦に浅い裂け目が入ります。
冬芽
2個セットになっている真っ赤な冬芽です。
名前の由来
ベニバナの赤い染料を押して出すことを「もみず」と言います。そこから赤く染まる葉を「モミジ」と呼ぶようになったと言われています。
性格
ガツガツ大きくなろうという木ではなく、省力モードな木です。花も小さく、葉も薄く、できるだけ設備投資しないで質素に暮らすイメージです。秋の紅葉で、きっちり葉緑素を回収していると思います。
体験・遊び
黒い紙(A3ぐらい)を2つに縦長に切りって使います。2つに折って、穴をあけたいところを折り、ハートやスペード、ダイヤなどはさみで切ります。穴が開いた場所に葉を置き、挟んでホッチキスで止めます。皮膚にホッチキスの針先があたらないように、外側に針先が出るように止めてください。
関わりが深い生き物
3月中旬、新芽が芽吹く頃、モミジニタイケアブラムシが活動を始めます。体がまるっこいもの、はねがあるものないもの、いろいろな姿をしていますので、ぜひ見つけてください。
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イロハモミジの見られる場所
執筆協力 : 「性格」「体験・遊び」岩谷美苗 執筆