イボテングタケ

テングタケのそっくりさん。

  • 列をつくってはえるイボテングタケ。
    写真 / 2014.10.23 茨城県つくば市 大作晃一

  • ヒマラヤスギの近くにはえるイボテングタケ。
    写真 / 2014.10.23 茨城県つくば市 大作晃一

  • 傘の表面は白っぽいいぼがある。 周辺部は筋がある。
    写真 / 2014.10.23 茨城県つくば市 大作晃一

  • ひだは白色。
    写真 / 2014.10.23 茨城県つくば市 大作晃一

  • 柄は白色で膜質のつば(柄の途中にある付着物)がある。
    写真 / 2014.10.23 茨城県つくば市 大作晃一

  • 柄の根もとはふくらみ、 リング状のつぼ(柄の下端に残って包んでいるもの)のなごりは複数ある。
    写真 / 2014.10.23 茨城県つくば市 大作晃一

  • 傘の表面が茶色。 その上に白いイボが多数残る。
    写真 / 2021.7.13 千葉市美浜区 MayaN

  • 柄の途中にツバがある。
    写真 / 2021.7.13 千葉市美浜区 MayaN

  • 輪が重なったようなツボがある
    写真 / 2021.7.13 千葉市美浜区 MayaN

特徴

傘の表面が茶色。 その上に白っぽいイボが多数残る。 ツバ(柄の途中についている輪状のもの)はあるが落ちやすい。 ツボ(柄の根元を覆っているような部分)は、 複数のリング状になっている。

大きさ : 傘の直径が7~20cm
見られる時期 : 夏~秋
見られる場所 : アカマツやヒマラヤスギなどのマツ科の樹木の近く

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

似た仲間との見分け方

テングタケとよく似ています。 イボテングタケは、 より大きく、 傘の表面のいぼはより濃色、 つば(柄の途中にある付着物)はきれいなリング状になりやすく、 リング状のつぼ(柄の下端に残って包んでいるもの)は複数になりやすい傾向にあります。 見分けることがむずかいことも多いです。 そんな時は顕微鏡観察が必要です。

注意点

テングタケベニテングタケと同様に毒きのこです。

執筆協力 : MayaN
大作晃一