ニホンヤモリ

忍者(にんじゃ)のように壁(かべ)にはりつく灰色(はいいろ)のハ虫(ちゅう)類(るい)

昼間(ひるま)は樹名板(じゅめいばん)の裏(うら)でじっとしている。
写真(しゃしん) / MasakoT
昼間(ひるま)は樹名板(じゅめいばん)の裏(うら)に隠れ(かくれ)ている。
写真(しゃしん) / MasakoT
樹名板(じゅめいばん)からちょこっと足(あし)だけを出す(だす)。
写真(しゃしん) / MasakoT
足(あし)の指(ゆび)は５本(ほん)。体(からだ)の色(いろ)を変える(かえる)ことができる。
写真(しゃしん) / MasakoT
顔(かお)。上(うえ)からと下(した)から見(み)たもの。
写真(しゃしん) / MasakoT
目(め)の後ろ(うしろ)に耳(みみ)の穴(あな)があいている。
写真(しゃしん) / MasakoT
死ん(しん)だふりをする。
オスは尾(お)のつけねの両側(りょうがわ)がふくらむ。
写真(しゃしん) / MasakoT

特徴(とくちょう)

漢字(かんじ)で書く(かく)と「家守(かもり)」、単に(たんに)ヤモリと呼ば(よば)れます。灰色(はいいろ)で、大小(だいしょう)の細かい(こまかい)うろこでおおわれています。夜行(やこう)性(せい)で、昼(ひる)は樹名板(じゅめいばん)の裏(うら)、植木鉢(うえきばち)の下(した)などで休ん(やすん)でおり、建物(たてもの)の中(なか)にもいます。昆虫(こんちゅう)などを食べる(たべる)肉食(にくしょく)性(せい)で、敵(てき)におそわれそうになると、自ら(みずから)尾(お)を切っ(きっ)て逃げ(にげ)ます。 (MT)
　
大き(おおき)さ : 体長(たいちょう)10～14cm　
食べ物(たべもの) : 昆虫(こんちゅう)など　
見(み)られる時期(じき) : 春(はる)～秋(あき)
分布(ぶんぷ) : 本州(ほんしゅう)、四国(しこく)、九州(きゅうしゅう)

※正確(せいかく)な種(しゅ)の判定(はんてい)は、形態(けいたい)を細部(さいぶ)まで見る(みる)必要(ひつよう)があります。

トピック　

どうしてツルツルの垂直(すいちょく)の壁(かべ)をスイスイ歩く(あるく)ことができるのでしょう？
足(あし)指(ゆび)の裏(うら)には、非常(ひじょう)に多く(おおく)の微細(びさい)な毛(け)がはえており、それがさらに細かく(こまかく)枝分かれ(えだわかれ)して、毛(け)の先(さき)は小さな(ちいさな)ヘラ状(じょう)になっています。分子(ぶんし)どうしが引き合う(ひきあう)力(ちから)(ファンデルワールス力(りょく))が働き(はたらき)、スイスイ歩ける(あるける)とのことです。吸盤(きゅうばん)や粘液(ねんえき)によるものではありません。