千葉市都市緑化植物園

クヌギハケタマフシ クヌギハナカイメンフシ (クヌギハケタマバチ)

クヌギにつく春と秋で違う形になる虫こぶ

  • クヌギハナカイメンフシ。
    赤っぽいフワフワのかたまり。
    写真 / MasakoT

  • クヌギハナカイメンフシ。 雄花に見られる。
    写真 / MasakoT

  • クヌギハナカイメンフシ。
    綿のような虫こぶで春に見られる。
    写真 / MasakoT

  • クヌギハナカイメンフシ。 虫こぶの中の幼虫をねらって、 黒い寄生バチがやってきた。
    写真 / MasakoT

  • クヌギハケタマフシ。 葉の裏にたくさんの虫こぶ。 てっぺんはややくぼみ、 微毛におおわれている。
    写真 / MasakoT

特徴

クヌギハケタマバチがクヌギに作った虫こぶ。 春、 ハチが花芽に産卵すると、 綿のようなフワフワの虫こぶになります(クヌギハナカイメンフシ)。 この虫こぶから、 6月頃羽化したハチは、 今度は葉の裏に産卵し、 丸い虫こぶをたくさん作ります(クヌギハケタマフシ)。
 
分布 : 本州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

虫こぶとは

昆虫、 ダニ、 菌類などの寄生によって、 植物の一部が異常な細胞分裂をおこし、 こぶになったり、 いろいろな形に変化したものです。 虫えい(ちゅうえい)、 ゴールとも言われます。 虫こぶは、 虫にとって、 住まいでもあり食事場所でもあり、 「お菓子の家」のようなものです。
虫こぶの名前は、 「植物の名前+つくられる場所+虫こぶの形+フシ(虫こぶのこと)」という形でつけられます。

見られる木

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