高さ15m、直径40㎝程になります。クヌギに似ていますが、よりたくましい樹形になるため「オクヌギ」と呼ばれることもあります。

アベマキ
西日本の里山で沢山植えられた木

アベマキの特徴
※現在木の紹介は作成中です。11月中に完成予定です。
アベマキは山形県以南の本州から九州まで自生が見られる、クヌギによく似た木です。クヌギとの違いは葉の裏に毛がびっしり生えていることです。
西日本では雑木林などによく植えられ、西日本のクヌギともいえるような木です。
以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
全体は丸く先端はとがり、縁がギザギザ(鋸歯・のこぎりば)が2~3㎜程の針のようになっています。表面は光沢あります。裏面は灰白色で毛が密生しているのがクヌギとの違いです。
葉は黄葉(こうよう)しますが落葉することなく木についたまま冬を迎えることもあります。
花
4~5月頃に葉の成長と共に黄緑色の花を咲かせます。雄花はクヌギに似て長さ10㎝程で垂れ下がるように咲きます。雌花は2.5㎜程で非常に小さいです。
実
大きめのドングリ。帽子は、とげとげ。でも痛くはないです。クヌギのドングリとよく似ています。
幹
成長すると縦に深い皺の入った樹皮になります。
クヌギとよく似ていますが、よりコルク層が発達し、押すと弾力があります。
名前の由来
樹皮にコルク層が発達しており、これを「あばた状」&燃料に使われる薪から「マキ」。これより樹皮がデコボコした、薪にしかならない木という意味で「アベマキ」といいます。
その他の情報
西日本では雑木林でよく植えられており、関西のクヌギともいわれます。クヌギと同様に薪や木炭の材料、シイタケの原木として多く使われました。また、アベマキの樹皮はコルク層が発達しており、戦時中はコルクの代用にされました。
関わりが深い生き物
葉は虫の食べあとだらけ。イモムシ・ケムシ、カメムシなどたくさんの虫たちが見つかることでしょう。樹液にはどんな虫がやってくるでしょう?