21世紀の森と広場

ワラジムシ

ダンゴムシのように丸くならない甲殻類

  • お尻のところに、 トゲのようなものが2本突き出ている。
    写真 / MasakoT

  • 樹皮の裏に集団でいる。
    写真 / MasakoT

  • 木の幹に集まっている。
    写真 / MasakoT

  • 樹皮の裏で集団越冬。
    写真 / MasakoT

  • お腹の育房という袋から出てきた幼生。
    写真 / MasakoT

特徴

ヨーロッパ原産の外来種。 昆虫ではなく、 エビやカニと同じ甲殻類になり、 あしは7対14本(生まれたては6対)あります。 家の周りの石の下や地面、 樹木で普通に見られます。 落ち葉や生き物の死骸などを食べて、 土に返しています。
 
大きさ : 12mm前後
食べ物 : 落ち葉、 生き物の死骸など雑食性
成虫が見られる時期 : 3~12月

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

似た仲間との見分け方

オカダンゴムシと似ています。
オカダンゴムシは、 丸くなり、 光沢があり、 逃げるのが遅いです。
ワラジムシは、 平たい体で前後が狭まり、 丸くなりません。 光沢はなく、 素早く逃げます。 ダンゴムシよりやや小さくスリムで、 お尻から尾肢(びし)という突起が2本出ています。

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