イナゴは漢字で書くと「稲子」。戦後の食糧難の時代、9~10月の稲刈りの頃、イナゴを捕まえ食料にしました。たんぱく質をとるための栄養補給として、佃煮やからいりにして食べました。今でも佃煮が売られていることがあります。
特徴
田んぼや周辺の草地で普通に見られるバッタ。背中が緑色、茶色、紅色の3タイプが知られています。はねは腹部をこえない短いものが多いですが、はねが長いものもいます。似た種類にはねが腹部を大きくこえるハネナガイナゴがいます。
大きさ:全長 オス16~34mm メス18~40mm
食べ物:植物食(イネ科などいろいろな種類の植物の葉)
成虫が見られる時期:7~12月
分布:北海道、本州、四国、九州
※正確な種の判定は、形態を細部まで見る必要があります。