ナズナ

ぺんぺん草と呼ばれる春の七草

  • 春先に根生葉(ロゼット)から花茎が伸びる。
    写真 / 2022.3.20 茨城県石岡市 htanaka

  • 写真 / 2022.3.20 茨城県石岡市 htanaka

  • 果実は三角形で三味線のバチに似ていることから、 ぺんぺん草と呼ばれる。
    写真 / 2022.3.20 茨城県石岡市 htanaka

  • 畑一面に生えるナズナ
    写真 / 2022.3.20 茨城県石岡市 htanaka

  • 冬の白菜畑がナズナで埋まっていた。
    写真 / 2022.4.16 茨城県つくば市 htanaka

特徴

春の七草として古くから食されてきた野草です。 実の形から、 ペンペングサ、 シャミセングサとも呼ばれます。
食べるのは、 冬越しの根生葉(ロゼットといいます)です。

  
タイプ : アブラナ科の越年草 
大きさ : 高さ10~50cm 花弁の長さ1.5~3.5mm 
花の時期 : 3~6月
生育場所 : 平地 畑や田の畔、 道端などに多い
分布 : 九州~沖縄

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

注意点

食用にするには、 除草剤がまかれてない場所のものを採ってください。
畑や田んぼなどで採るときは所有者の許可を得ましょう。

体験・遊び

実が熟したものを茎ごと採って、 実の柄をもって下にひいて全部の実をぶら下がった状態にします。 茎をもって回すと、 実と実が触れ合ってしゃらしゃらと小さな音がします。
ロゼットをたくさん採って、 ゆでておひたしにすると甘くてとてもおいしいです。 もちろん、 おかゆにも。 中国では春の野菜として人気が高く市場に出るそうです。 冷凍の中華素材として販売もされています。

執筆協力 : 田中ひとみ