21世紀の森と広場

アメリカフウロ

深く切れ込む葉に小さなピンク色の花

  • 淡紅色(ピンク)の小さな花と切れ込みの多い手のひら型の葉が特徴
    写真 / htanaka

  • めしべの柱頭は5裂している。 がくには毛が多い。
    写真 / MasakoT

  • 畑一面に群生するアメリカフウロ
    写真 / htanaka

  • テントウムシの幼虫がいた。 葉は5深裂し、 さらに細かく裂けている。
    写真 / htanaka

  • 若い果実。 燭台に立てたロウソクのよう
    写真 / htanaka

  • 熟した果実
    写真 / MayaN

  • 種子ははじき飛ばされて散布される。
    写真 / htanaka

  • ひとつの実。 種子の入っていた部分がスプーンのよう。
    写真 / htanaka

  • 冬越しの葉は赤くてきれい
    写真 / MasakoT

特徴

昭和8年に京都で確認され、 今では広く見られる帰化植物です。 夏~秋に花が咲く在来のゲンノショウコに似ていますが、 花が小さく春から咲き、 花より葉が目立ちます。 全体に細かな毛が多く、 切れ込みの多い手のひら型の葉が特徴。 暖かい地方では、 畑一面を埋め尽くすほど繁茂します。
  
タイプ : フウロソウ科の越年草または一年草 
大きさ : 高さ10~40cm 花の径5~10mm
花の時期 : 4~8月
生育場所 : 畑、 道脇、 空き地など
分布 : 北アメリカ原産の帰化植物 日本全土 東北以南に広く発生

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

執筆協力 : 田中ひとみ

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