21世紀の森と広場

ノキシノブ

街路樹にも生える身近なシダの1つ

  • ソメイヨシノの幹に着生。
    写真 / S.Ikeda

  • 根茎をやや短くはって葉を出す。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉裏。
    2列に胞子のう群をつける。
    写真 / S.Ikeda

  • 若い胞子のう群は小さい。
    表面に円形の鱗片がたくさんつく。
    写真 / S.Ikeda

  • 葉柄は境がはっきりしない。
    ふつう黒くならない。
    写真 / S.Ikeda

特徴

軒下にもよく生えていることを意味するノキシノブは、 市街地ではケヤキやサクラなどの街路樹の幹に生えていることが多いとても身近なシダです。 よく勘違いされますが、 木に寄生しているわけではなく、 あくまでそこを住みかとしているだけです。
 
葉の長さ : 8~20cm
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 木の幹や石垣
分布 : 日本(北海道(渡島半島など), 本州, 四国, 九州, 琉球), 朝鮮, 台湾, 中国, 南アジア, インドシナ半島, フィリピン, ハワイ

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

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