21世紀の森と広場

ネジバナ

らせん状にピンクの花が咲くランの仲間

  • 写真 / htanaka

  • らせん状の花のつき方は、 右巻きと左巻きの両方がある。
    写真 / htanaka

  • 花は外花被片3、 内花被片3で、
    内花被片のひとつ(唇弁)は白く、 その他の花被片はうすい桃色のことが多い。
    写真 / htanaka

  • 色の濃い個体。 まれに白花(白化個体)もある。
    写真 / htanaka

  • 花のアップ。 可憐な蘭の花。
    写真 / htanaka

  • 写真 / htanaka

特徴

細長い花穂に小さな桃色(ピンク)の花がねじれるように並んで咲くことから、 ネジバナと名がつきました。 別名ネジリバナ、 モジズリもねじれていることから。
花の一つ一つは小さいながらもラン科の花の形をしています。 公園など身近で見られるので観察してみてください。
ラン科植物の根は菌根となって菌類と共生しているため、 植え替えると土中の共生菌との関係がこわれて枯れることがよくあります。
  
タイプ : ラン科の多年草
大きさ : 高さ 10-40cm
花の時期 : 4-10月
生育場所 : 日当たりのよい草地、 公園、 芝生など
分布 : 北海道~九州、 アジア東部

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

執筆協力 : 田中ひとみ

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