リョウメンシダ

葉の表が裏に見えるシダ

  • 山地林内に多い。
    写真 / 2022.9.26 山形県最上町 S.Ikeda

  • スギ林下に大群生。
    こういった光景は珍しくない。
    写真 / 2022.9.26 山形県最上町 S.Ikeda

  • 葉の表側。
    細かく裂けている。
    写真 / 2022.6.25 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 裏側。
    軸部分が隠れて表みたい。
    写真 / 2022.6.25 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 胞子のう群は冬に葉裏につける。
    この時は表裏がはっきりする。
    写真 / 2022.1.8 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 胞子のう群は円形。
    包膜はCの形。
    写真 / 2023.11.1 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 新芽はぐるぐるで緑色。
    白っぽい鱗片が多くつく。
    写真 / 2023.4.2 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 1枚の葉。
    このシルエットだけで見分けられる。
    写真 / S.Ikeda

特徴

山地のスギ林などで一面に群生していることが多々あるとてもメジャーなシダです。 葉は非常に細かく裂けて、 表は軸がはっきり見えるので裏っぽく見えます。
 
葉の長さ : 1mになる
観察の時期 : 一年中(常緑性)
生える場所 : 林内
分布 : 日本(北海道, 本州, 四国, 九州), 鬱陵島, 済州島

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

雑種ができにくい!

一般的なシダの胞子は夏ごろに成熟し飛ばしますが、 本種は冬に成熟します。 このことから雑種がほとんどできず、 とても見分けやすいです。
 
ただホソバナライシダとの雑種(チバナライシダ)のように、 ごくまれに作ることがあります。