イワヒメワラビ

開けた草地に大群生!三角形のシダ

  • 山道沿いに多い。
    写真 / 2022.7.2 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 根茎は長くはって葉を多く出す。
    しばしば大群生する。
    写真 / 2024.6.22 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 小羽片。
    全体毛が多く、 丸みがある感じに切れ込む。
    写真 / 2024.6.22 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 小羽片の基部。
    Tの字状になる。
    写真 / 2024.6.22 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群をびっしりつける。
    写真 / 2024.6.22 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 胞子のう群は円形で、 ワラビと異なる。
    フチ寄りにつき、 包膜はない。
    葉のフチが胞子のう群を覆っていたら、 別種のセイタカイワヒメワラビ。
    写真 / 2024.6.22 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 葉柄基部。
    赤黒っぽくて鱗片はない。
    毛が少しある。
    写真 / 2024.6.22 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 葉軸。
    長めの毛が多い。
    腺毛が混ざるので、 少しねばつく。
    写真 / 2024.6.22 千葉県君津市 S.Ikeda

  • 新芽。
    もふもふでクルクル。
    写真 / 2024.6.22 千葉県君津市 S.Ikeda

特徴

明るい場所でたくさん見られる三角形のシダ。 似た場所に多い山菜のワラビにちょっと似ていますが、 本種はより葉が細かく切れ込み、 毛が多くてフワフワして、 葉裏の胞子のう群は丸いです。 名前は岩場に生えてヒメワラビに似たシダという意味ですが、 岩場より草地からよく生え、 ヒメワラビとも分類的に大きく異なります。
 
葉の長さ : 30~120cm
観察の時期 : ふつう春~秋(夏緑性)
生える場所 : 明るめの草地
分布 : 本州、 四国、 九州、 琉球(沖縄島以北)

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​