ハシゴシダ

ピョンと飛び出る裂片に注目

  • 低地から山地の林内に生える。
    シダとしては小さめの方。
    写真 / 2022.7.18 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 根茎を長くはってまばらに葉を出す。
    写真 / 2022.6.22 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 葉軸に近接する上の裂片がピョンと飛び出る。
    写真 / 2022.6.22 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • この飛び出た裂片の基部は軸に広くつく。
    よく似たコハシゴシダは独立する。
    写真 / 2022.7.18 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群は葉のフチ寄りにつく。
    写真 / 2022.7.18 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 葉脈はフチに達する。
    写真 / 2022.7.18 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 葉柄。
    少し黒っぽい。
    写真 / 2022.7.18 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 冬を越したボロボロの葉。
    冬だと特に見分けやすい。
    写真 / 2022.4.3 千葉県松戸市 S.Ikeda

  • 新芽。
    くるくる。
    写真 / 2024.4.20 神奈川県相模原市 S.Ikeda

  • 1枚の葉。
    直角に近くつく羽片の感じがハシゴ?
    写真 / S.Ikeda

特徴

低地の林内でよく見られる小さめのシダ。 葉軸に接する裂片がピョンと飛び出ていることが特徴の1つで、 かわいらしさがあります。 直角近くにつく羽片の感じが梯子(はしご)に見立てられました。
 
葉の長さ : 30cmくらい
観察の時期 : 一年中(常緑性)だが寒いと枯れる
生える場所 : 低山の林内
分布 : 日本(本州(秋田-宮城以南), 四国, 九州, 琉球(与論島以北)), 朝鮮, 台湾, 中国, フィリピン, インドシナ半島, 南アジア

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​