ツユクサの花は早朝から咲いて昼前にはしぼんでしまいます。 夏の朝、 早起きをしてツユクサの花を集め、 色水遊びをしてみましょう。 紙に花を置いて直接指でこすったり、 叩いたりして色を移すこともできます。
ツユクサ
夏の朝露がよく似合う
特徴
ツユクサ(露草)は、 青い花で衣服に色をつけたことから、 古くはツキクサ(着き草)と呼ばれ、 万葉集にも出てきます。 また、 アオバナ、 ウツシバナ、 ボウシバナなど多くの別名があり、 古くから親しまれてきた夏の花です。
花びらの青い色素は水で流され消えるので、 友禅染などの下絵を描くのに使われました。 今でも花が大きな品種オオボウシバナが栽培され、 この花びらの色を絞って青紙にしみこませて保存し、 下絵描きに使っています。
タイプ : ツユクサ科の一年草
大きさ : 高さ 20-50cm 花の径8~10mm
花の時期 : 7-9月
生育場所 : 道端、 畑
分布 : 北海道~琉球 アジア北東部
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。
体験・遊び
執筆協力 : 田中ひとみ